NPO法人『共育の杜』って?

NPO法人『共育の杜』の想い

「共育」とは、「共に育つ」という意味で、従来の教える「教育」とは違う立場を取ります。これからのあらゆる教育は「共育」にしていく必要があります。

「もり」とつけたのは、発起人である佐々木を今の仕事に導いてくれた大学恩師、北森先生への敬意を表してです。「森」ではなく「杜」を使ったのは、「森」とほとんど同じ意味ですが、特に「神社の周りの木が茂ったところ」という意味では「杜」が使われるようだからです。

また、杜(森)には様々なものが含まれています。自然は人工物と違って、果てしなく奥が深いです。子どもたちは、森(自然)から様々な事を、自分から学んでいきます。心理学者の河合隼雄先生が晩年、子どもたちの学びの森を全国に作ろうとしていたとも聞きます。また、自然への畏れ、未知なるものへの畏敬の念も大切だと思います。

人間が万能で、何でもできる、何をやっても良いという考えが、今の混乱を生み出しているように思います。よって、子供たちへの共育だけでなく社会全体の人間に向けた共育の場を生み出していくことを目的としたNPO法人を目指します。

NPO法人『共育の杜』設立趣意

1. 趣 旨

今、この変化の激しい時代を生きる子供たちが、活躍できる力を育成するための教育が求められています。2020年より「新学習指導要領」が導入され、新たな教育課程も加わります。

一方、「過労死ライン」の週60時間以上の勤務をしている小学校の教員は約7割、中学校の教員では約8割に達しています。
他の業種と比べても、この教育現場の状況は最も深刻だといえます。そして今、文部科学省の中央教育審議会では、「教員の働き方改革」の審議が急ピッチで進められています。

これから先、教育の持続可能性(サステナビティ)を実現するには、「教員の働き方改革」と2020年の「新学習指導要領」を同時に進めていくことが必要です。しかし上記のことに加え、今起きている事態は、この国がこれまでに経験してこなかったことです。これは、未知なる教育改革の時代が到来しているといえます。

これまでの教育は、「決められたことを従順にやる人を育てる」ものだったのに、これからは「新しいものを生み出す創造性」「問題の積極的かつ対話的解決」「困難を乗り越えて道を切り開く力」などを育成しようとするものです。そのためには、教員自らがこのような生き方をしていることが前提となります。子供たちにその生き方のお手本を、示さなければ成立しないのです。

現場で働く先生たちも、これまでの教育によって大人になった人たちです。なので、根底の生き方を変えないと対応できないということになります。だからこそまずは、先生が子供たちと共に学ぶ姿勢をもつことから始めなければなりません。

私たちは、SNS・インターネットメディア等を使い、リアルとバーチャルの両方から意識を変え、態度を変え、行動を変えることを促していく、自己改変プログラムの開発を進めてきました。その他にもEラーニング教材の提供や隙間時間でも学べる動画の配信などをおこなってきました。

また、教育改革の根幹である「創造性」を育む教育、さらに教職員が子供たちにとってアクティブラーナーの良き手本となるために、教職員の生き方にまで踏み込んだ指導をしてきました。さらに、様々な社会的立場を超えて問題解決してきた経験から、社会に開かれた教育の実現を目指すための「経験」と「リソース」があります。

2. NPO法人『共育の杜』主な活動

NPO法人「共育の杜」は、次の6つの事業を主として、社会へ貢献していきます。


1. 急速な社会の変化に対応できる未来の教育モデル及び学習法のモデルを構築し、自らの働き方・あり方を変える自己改変プログラムの普及活動を行います。

2. 学校教育と社会とをつなぐボランティア活動を全国的に展開していきます。

3. 児童生徒及び学生を対象にした学習会、教員や塾の講師を対象にした研修会を行うほか、ビジネスパーソンやセミナー講師を対象とする民間講師養成を目的とするセミナーを行います。

4. 世界の先進的、創造的な学習方法を集めたライブラリーを創設します。

5. 学校、地域、企業、行政の交流を見据えた読書会等のイベントを開催します。

6. 書籍や広報誌、インターネットメディア等により、広く一般の方々へ情報提供を行います。

このような活動をしていくうえで、未来の子供たち、未来の日本のためにも、学校、社会、行政との接点となる「場」の必要性を実感しています。
また、学校教育の在り方を社会全体へ広めるためには、教育現場だけではなく、地域自治体がともになければなければならないと思います。
これらの経緯に基づき、社会的な責任、使命を自覚したうえでの精力的に活動していきます。

NPO法人『共育の杜』理事プロフィール

 「共育の杜」理事長

藤川塾塾長、前連合総合生活開発研究所 主任研究員  藤川 伸治 氏

1957年生まれ。80年4月から2000年3月まで広島県公立中学校理科教員。在職中、休職して広島県教職員組合役員を務める。
その間に、95年8月、被爆50周年「1万人子ども平和集会」、96年から98年にかけてマレーシアなど東南アジアでの「原爆展」、97年稲垣吾郎主演「広島に原爆を落とす日(つかこうへい作)」広島上演、98年、広島県内の小中学生を対象とした「子どもの学習状況調査」などの企画を担当。
2000年4月から18年3月末まで日本教職員組合役員。その期間には、村上龍著「13歳のハローワーク」を全国の小中学校図書館に置く活動などを企画。公務員給与約5%引き下げ(05年)、公務員の労働基本権回復(07年~12年)、東日本大震災時を受けて実施された公務員給与10%削減、公務員の退職手当400万円引き下げ、自衛官を含む公務員の新しい年金制度の実現、非正規公務員の雇用安定・処遇改善に関わる法制度実現などの課題に関わり、人事院・厚労省・財務省・総務省・文科省との間で交渉・協議に携わる。
連合総合生活開発研究所(連合総研)が16年に公表した「日本における教職員の働き方・労働時間の実態に関する調査研究」の企画メンバー。藤川塾塾長として、子どもとのコミュニケーション力を高まる身体技法などを伝えている。著書に『みらいの教育~学校現場をブラックからワクワクへ変える』(共著、武久出版)、『熱血教員が過労死する本当の理由』(kindle)、『広島発 人権・平和教育』(共著、明石書店)、『これが平和学習だ』(共著、アドバンテージサーバー)

 「共育の杜」理事

玉川大学教授、教育ジャーナリスト  中西 茂

1958年、三重生まれ。元読売新聞編集委員。2005年、長期連載「教育ルネサンス」を立ち上げるなど、記者生活の3分の2を教育記者として過ごし、2016年から現職。著書に『闇に向かった家族 父親はなぜ息子を殺したのか』(教育史料出版会)、『異端の系譜 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス』(中公新書ラクレ)、編著や共著に『教育ルネサンス 教師力』(中央公論新社)、『学力危機 北海道 教育で地域を守れ』(中西出版)、『もう一度考えたい「ゆとり教育」の意義』(悠光堂)などがある。

 「共育の杜」理事、発起人

「RCFメソッド®︎」、「黄金習慣メソッド®︎」考案者。   佐々木 浩一 氏

人間が知的、感情的、霊的に進化成長し、成幸するための統合モデル「RCFメソッド®」考案者。
「ママエンジェルス」オフィシャルメンタルトレーナー。半年で全国70以上のチーム立ち上げを行う。
1974年 静岡生まれ。現在、アメリカ オレゴン州ポートランド在住。学習効果を最大化する場作りの専門家。個人、関係性、集団や社会における変革のプロ。戦後の分断政策によって孤立社会を、地域社会から再構築するため、社会変革事業を多方面に展開している。
現在、「日本人を世界のリーダーに」をミッションに、人生を切り開く力が自分の中にあることを一人一人の人間が気づける次世代型の社会を目指し日々活動中。

「共育の杜」に込めた思い

理事長 藤川 伸治

日本の教職員の長時間労働は、OECD諸国の中で最も深刻です。文科省が実施した大規模調査によると「過労死ライン」超え、つまり過労死等のリスクが非常に高い状態で働いている教員は、小中学校で6~7割前後を上回っています。

実際、この10年間、教員の過労死、過労自殺はあとを絶ちません。別の調査では、長時間労働の状態にある教職員ほどストレスを抱えており、いいかげんな授業になる、子どもとの対話がなくなってしまうという結果が出ています。長時間労働は、子どもたちのためにはならないです。

急速に変化する社会の中を生きる子どもたちは、主体的に課題を見つけ、他者との対話を通じて、新しいアイデアを創造し、より良い社会を作っていく担い手です。教職員は子どもたちのお手本になってほしいと願っています。「共育の杜」は、教職員の長時間労働を解消し、主体的に生き、他者との対話を通じてより豊かな人生、より良い社会をつくることtomoをめざしています。

理事 中西 茂

連載「教育ルネサンス」は<現場主義の前向きな記事で教育界の応援団に>というスタンスで始めました。

まず教育の現場に足を運んで考えること。報道の世界では当たり前のことのように繰り返し言われるのですが、実は胸を張って言えるほど徹底はされていませんでした。そして前向きな記事を書くのは意外と難しいことなのです。“よいしょ”記事はだれも読んでくれません。取材班のメンバーには「課題はあっても、その課題を前提にして前向きにがんばっている人を取り上げるんだ」と説明し続けました。

マスメディアと学校の関係はとても微妙です。メディアは学校を批判ばかりしていると考えている学校関係者も少なくありません。そんな関係を少しでも変えたいと思って連載を続けてきました。新聞社を辞めてひとりの教育ジャーナリストとなったいまも、その思いは変わっていません。

「共育」は「共に育つ」だけでなく「共に育てる」という意味にもなります。そのためにはまず多くの人が関心を持つことが必要です。外野から、いやスタンドからモノを言うのではなく、グラウンドのどこかから声をかける。時には球拾いもする。そんな姿勢で、前向きにがんばっている人のメッセージを積極的に届けたいと思っています。

理事 佐々木 浩一

私自身、持っている能力を発揮できずに悔しい想いとともに挫折を繰り返してきたアスリート時代の経験から、保有能力を発揮能力に変える為に必要なことは何かを探求する人生を歩んできました。長年の研究成果の全てを、このNPO法人での活動に注いで行きたいと思います。

私自身の想いは、本ページ冒頭の「NPO法人『共育の杜』の想い」に示した通りとなっております。

現場の先生が孤立して一人で問題を抱え込まないように
なんでも話せるオンラインコミュニティ『心の職員室』を立ち上げます

こんにちは、理事長の藤川です。

新型コロナウィルスの感染が深刻になっています。ご自身やご家族が感染することへの不安感を抱えながら、子どもたちへの感染リスクを抑えるために、現場の教職員のみなさんは、緊張感が続く日々を送っておられることと思います。このような状況のもと、教職員のみなさんにとっては、自分が抱える悩みやストレスを自分一人で抱え込まないような工夫が大切です。

そこで、現場の教職員のみなさんが悩みやストレスに感じていることなどなんでも話せるオンラインコミュニティ「心の職員室」を立ち上げました。

〇国や県からの突然の休校要請などへの対応に追われたことと思います。それに対してどのような思いをお持ちですか?

〇インターネットを活用した遠隔授業が広がっていますが、それについていけないという戸惑いをお持ちではありませんか?

〇小学校では、今年4月から新しい学習指導要領が始まりましたが、学校休校がいつまで続くか、わからないことへの不安をお持ちではありませんか?

〇公共交通機関を使って出勤されている方は、コロナ感染をしてしまうのではという不安を持ちながら出勤をされていませんか?

〇コロナ感染の広がりによって、卒業式や入学式を簡略化して実施された学校が多いと思います。それを通じて、従来の卒業式や入学式の中で当たり前のようにやってきたことが、本当に必要なことだったのだろうか、と思われた方はいらっしゃいませんか?

「心の職員室」は、教職員のみなさんの不安や戸惑いを本音で出し合い、共感の輪を広げていく場です。
新型コロナウィルスの出現を契機に、学校教育の意義や意味について問い直す機会にできたらと考えています。

「心の職員室」のメンバー登録していただき、全国の教職員のみなさんと語り合いましょう。

「心の職員室」参加手続きの流れ

1.NPO法人「共育の杜」公式メルマガへのご登録

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3.申し込み直後の自動返信メールにて、「心の職員室」公式Facebookグループへの参加の仕方が示されます。
4.以上、完了したらオンライン上で繋がっていくことができます。