本気で遊んでいますか?~学校の先生、そして親であるあなたへ~

「子どもとの関係をもっとよくしたい。」
「学級経営がうまくいかないで悩んでいる。」

そんなあなたに必要なのは、もしかしたら

「遊び」なのかもしれない。

子どもにとって遊ぶということは

子どもにとって、遊ぶことは仕事だと、よく言われている。
彼らにとって、遊ぶことはエネルギーの発散する場であり、またエネルギーを蓄積する場でもある。
また、様々なものに興味を持ち、自分の視野を広げていく大切な場なのだ。
遊びの中で、自己が形成し、心が育つといっても過言ではない。

そして、子どもとの関係がうまくいっていない、と感じる人の多くは、
あまり子どもと遊んでいないことが多いのではないだろうか。

遊んでいても、携帯電話をいじっていたり、
子どもだから…と手を抜いていたり、遊んであげている、というスタンスであったり、
子どもといるけど、友人との話に夢中で子どもを見ていなかったり。
また、授業のことが気になって、心ここにあらずという状態ではないだろうか。

とても敏感な子どもたち

子どもはとても敏感なので、本気で遊んでくれる人のところには
吸い寄せられるように、近寄ってくる。
自分の好奇心をくすぐられたり、楽しいことを一緒にしてくれる人は、子どもにとってかけがえのない人なのだ。

実際、私が学校でクラスの子たちとうまくいかず、学級経営で悩んでいた時は、
子どもと遊ばず、遊んでも「どうせ子どもだから」と本気で遊ぶことはしていなかった。

子育てにしても、まだ小さいからときちんと子どもをみることをせず、ついつい携帯電話をいじってしまったり、友人との会話に集中してしまったり。
その頃は、やはり何だか上手くいかず、子どもはよく癇癪を起したり、夜泣きが続いていたものだ。

そんなことがあってから、子どもと本気で遊ぶようになった。
すると、
今までのことが嘘のように、子どもとの関係を改善し、良い方へ進んでいったのだ。

本気は伝わる

本気で遊びに集中すると、というよりも、遊ぶことを楽しむと、
子どもはよく笑うようになる。

それまで様々な本を読んだり、講義を聞きに行ったり、ネットで悩みを検索したりしていた。
しかし、少しの変化があっても、なかなか子どもはなついてくれず、クラスは荒れていき、子育てもうまくいかない日々が続いた。

でも、その「遊ぶ」というたった一つのことを全力で共に行ったとき、
そこから大きく変化していったのだ。

1人の人格として接する

子どもは子ども扱いされることを嫌う。
1人の人格をもった人間として、接していくことを勧める

決して、
「どうせ子どもだから」なんて思わず、対等に接してほしい。

でも、遊ぶときはどうするのか?
たとえば「ごっこ遊び」は?
その通り。その時は、もちろんなりきって遊ぶ。
子どもは感じているのだ。
この人はちゃんと遊んでくれる人だという事を分かって遊んでいるのだ。

いつ遊べばいいのか?

働いていて時間がない、という人もいるはずだ。
でも一日10分でも20分でもいい
難しいなら、もちろん週末だけでもいい
教師なら、休み時間は職員室で休んでいないで遊んでほしい。
できる限り、目の前の子どもと遊んであげてほしい。

それだけで、子どもは満たされ、安心し、心を許してくるのだ。

最後に

ありきたりなことかもしれない。
真新しい情報でもない。
しかし、自分が子どもだったころを思い出してほしい。

あなたのそばで、本気で遊んでくれた大人はいただろうか?
その人はきっとあなたの中に、残っているのではないのだろうか?
いなかった人は、「もしいれくれたら」と思ったことはないだろうか?

いつもは忙しそうにしていた父。
唯一、たった一日遊んでくれた時のことだけは覚えている。
そんな人もいるはずだ。

あなたも、子どもと本気で遊んでみてほしい。
想像以上に楽しいことに気づくはずだ。

童心に帰ることが出来るし、自分の発散にもなる
仕事で悩んでいたら、新しいアイデアが浮かんでくるかもしれない。

また、成功者と呼ばれる人たちは、遊びの達人でもある。
その人たちの基礎は子どもの頃も大きく関係しているという。
子どもの頃にどうやって遊んだのか、いかに発散して成長してきたのかというところで「遊び方」を学び、その基礎をビジネスで生かしている。
そんな人もいるのだ。

特に遊ぶことが減ってきている現代の子どもたち。
将来、彼らが作り上げる未来が、もっと楽しく、ワクワクする手伝いをあなたもしてみてはどうだろうか?

 

執筆者情報

meg元小学校教師】
小学校教員の経験をもとに、学校現場での悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。