未来への対応力を今、身につける

『まんがで知る教師の学び2』
~持続可能な社会づくり~の学びを生かす

手順の説明

以下において、「まんがで知る 教師の学び2 第1章「持続可能な社会づくり~コラボレーション(協働)」の要約を行い、それについて批評します。

まず順を追って要約し、必要ならば補足します。
次に重要ポイントを1、2点絞ってピックアップし、それについて、自分の視点からコメントし、批評します。

主張は論理的に行い、必要に応じて証拠をつけて説明します。
最後に全体を要約して結論づけ、まとめます。

本章のまとめ

・情報化、グローバル化された社会は、複雑化し、社会の在り方、人間の生き方も変化。

・未来に対応するには、自立し協働し、創造すべき。そのためにアクティブラーニングが必要。

疑問に思うこと

本文より、次の文をピックアップし、重要ポイントとします。

「各自が生涯にわたって自己の能力と可能性を最大限に高め、様々な人々と強調・協働しつつ、自己実現と社会貢献を図ることが必要となる。」

「様々な人々が各自の知識を持ち寄り協働※1して解決していくというコラボレーションの力が求められているのです。 」

これをふまえ、問題提起を示します。

「子どもたちの前に、教師自身がまず自立し、協働し、創造する必要がある。
ではどうやってそのような能力を身につけていったり、考えたりしていけばいいのだろうか。」

学びをどう生かすか

まず教師自信はどのように自立し、協働し、創造していけばいいのでしょうか。

まずは「自立」について考えていきます。
「自立」とは 「経済的」「身体的」「精神的」の3つの要素があります。

教師に関連しているのは「精神的」自立が出来ているかどうかではないのでしょうか。
「自分を客観視し、本来の自分を強く持つ」ためには、ただ目の前のことをこなすだけではなく、意識を向けて行動していく必要があります。

厚生労働省の「自立の概念等について」では「自己決定に基づいて主体的な生活を営むこと」と述べられています。
「自己決定」とは自分で決めること。そしてこの中には、「自分で決めたことに責任を持つ」という意味も含まれているのではないでしょうか。
つまり「自分で決めたことに責任を持ち、それに基づいて自ら進んで生活を営む」と解釈するできます。

自分で決めることが出来ても、そのことに責任を持って取り組むことは中々難しいことです。
しかし、それが出来る人が「自立」している人なのです。
だからといって責任を全て背負いこむのは違います。
人の責任まで背負い込んでしまうと、心に影響を及ぼしかねないので、そのあたりは気を付けるべきです。

次に「協働」についてです。
情報化、AIの導入、ICT※3や時代の変化により、人間関係が希薄になり、コミュニケーション能力が衰えているといっても過言ではありません。
そしてそんな今、まさに必要とされているのが「協働」。
つまり人々が協力し、力を合わせていく必要性がせまられています。

NPOセンターでは、「それぞれが単独で行うよりも、協力して取り組んだ方がよりうまくいくと考えたときになされるもの。しかし、各自が独自で実施した方が望ましいこともある。」と定義されています。

AIの導入により、評価軸が変わってきていています。
今までは様々なことをまんべんなくできる人材が評価されがちでしたが、これからの時代は何か一つでも突出したものがあれば評価される時代になるといわれています。
つまりそれぞれの能力を生かし、「協働」して解決していくということです。

「創造」については、何かを作り出すということよりも、教員が求められている創造の力は、常に目の前の問題に意識を向け、そこから新たな解決の糸口を見つけ出したり、より良い方法を作り出すということだといいます。

AIはコミュニケーション、創造性、定型ではないものへの仕事の代わりはできません。
ということは、まずは子ども達にそのような能力を身につける前に教師がその手本となる必要があります。

今すぐに見につくものではありません。
しかし、意識することは出来るはずです。

まとめ

まずは教師ができないこと、挑戦しないことは、子ども達にはやらせることは出来ないし、まして身につくものではありません。
それは現役で教師をしていたころに痛いほど感じていました。

この「自立」「協働」「創造」は教師に限らず、人として必要な要素だといえます。
まずは意識するところから始めていくといいのかもしれません。

【参照】

※1 協働
「人々が力を合わせて働く」という意味で本書で使われている。
「協働学習」「コラボレーティブ・ラーニング」と呼ぶこともあるという。あくまでも方法ではなく考え方。学習者がそれぞれの知識を働かせて新しい知識を生み出す学習全般を指す。

※2 協働学習
社会心理学者ジョンソン兄弟によって定式化された方法。グループ間の協力によって効果を高める理論が基礎となっているという。
「コオペラティブ・ラーニング」と呼ぶこともある。

※3 ICT(Information and Communication Technology)
情報通信技術。ITとほぼ同義。学校では教科書の代わりにタブレットを使ったり、パソコンやデジタルテレビの導入などが進められている。

 

■ 執筆者情報
meg【元小学校教師】
小学校教員の経験をもとに、学校現場での悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。