他人からの評価、気になりますか?

『ソース』
~ソースを生きる~の学びを生かす

1.手順の説明

以下において、『ソース』の「第26章 ソースを生きる」の要約を行い、それについて批評します。
まず順を追って要約し、必要ならば補足します。

次に重要ポイントを1、2点絞ってピックアップし、それについて自分の視点からコメントし、批評していきます。
主張は論理的に行い、必要に応じて証拠をつけて説明し、最後に全体を要約して結論づけ、まとめていきます。

2.本章のまとめ

・自分の中の源泉、真の意味での「個性=ソース」を生きる(魂が喜ぶ生き方をする)ようになると、自然に常に力があふれる。

・ワクワクは贅沢品ではなく、必要条件。理屈を超えた奇跡的な力が備わっている。

・マイナス因子と離れるということは、非常に微妙で客観的な判断が必要。(自分の「エゴ」からの行動か、自分のソースにより深くつながろうとしているのか。)

・一番確実で早い方法は、理想の仕事やパートナーを夢中で探すのではなく、「自分のワクワクの周りをうろつく」こと。すでにソースを生きていれば自然に引き寄せられる。

・一つのワクワクが新たなワクワクへとつながる。どんどん自分の枠が広がって未知の自分に出会い、夢のまた夢が現実になる。

3.疑問に思ったこと

「マイナス因子と離れる、ということは非常に微妙な部分を含んでいます。」
「つまり自分の「エゴ」の部分からその行動を起こそうとしているのか、それとも自分のソースにより深くつながろうとしているのかを自分を客観的に見て判断しなければなりません。」
この2文を重要ポイントとし、ピックアップしました。

これらをふまえ、下記に問題提起をします。
「エゴなのか、本当につながろうとしている部分なのかはとても微妙だ。それは具体的にどのように判断すればいいのだろうか。」

4.学びをどう生かすか

「エゴは何度も繰り返すから記憶できる。でもありのままの自分、根拠のない思いが頭をかすめたら、それは自分とより深くつながることができるという心の声。一瞬のひらめきや思いは記憶されないから、すぐに忘れる。だからメモする。」

エゴ(思考)の声はとても大きい。そして悪い方へと連れていく。心の声はとても小さい。そして冷静で客観的でネガティブなことを言ってこない。
(ニュー・アース~意識が変わる 世界が変わる~吉田 利子(2008/10/17)より)

上記のように、意識をしても「エゴ」なのか、本当に繋がろうとしている「心の声」なのかの判断はとても難しいようです。
それが「ネガティブなこと」なのか、「客観的なこと」なのか、その判断すらも、普段から慣れていなければ簡単にはいきません。

ではどうすればよいのでしょうか。

簡単に言ってしまえば、慣れるまで実践して気づくしかないのです。

とても自由に好きなことをして生計を立てている友人がいます。
彼女がこのようなことを言っていました。

「エゴが出てくる時は、他の人のことがすごく気になるの。どう思われているかっていう他人からの評価が気になるし、常に人と自分を比較している。だから自分は必死に何かを証明しようとしてるし、誰かに対してイライラしたり、一方的に怒りだしたりするんだ。」

「でも心の声(本当に繋がろうとしている時)は、期待とか、理由とか、根拠とかがなくて。やりたいから「やる」って感じかな。全く人からの評価が気にならないし、その“やりたい”って気持ちだけでできるんだよね。」

つまりエゴは『他人の評価』を気にしていて、心の声は『人からどう思われていようがやりたいことをする』といった違いがあります。

手探り状態でも、これは「エゴ」なのか「心の声」なのか、ふと考えてみると今までと違ったものの見方ができるのかもしれません。

また、本書の書著の最後にこんな言葉があります。

『人生で一番大切なことは、すべての行為を愛情の表現としておこなうことであり、無私な気持ちから社会に貢献することである』

「無私な気持ち」。
つまり他人の評価を気にしている状態(エゴの声で行動している状態)では、社会貢献は難しいとも言えます。
もちろん、出来ます。
しかし、その他人の評価を気にしている状態では、「評価されたい自分」がいることは明らかで、貢献している人がどう受け取るのかは、一目瞭然です。

また常に評価を気にしているので、「評価」が自分の基準になります。
つまり評価されなくなった瞬間、その時に実践している「社会貢献」が意味をなさなくなり、一気に気持ちが冷めてしまうとも言えます。
自分のエゴを満たすための社会貢献であるならば、それは一時的に喜ばれるものであっても、いずれ消えてしまうのは明らかです。

だからこそ、著者はこのように「エゴ」と「心の声(本当につながろうとしている部分)」を見極めることの重要性を伝えているのではないでしょうか。
そしてまた、あなたが教師や親であるならば、子ども達と接する時に気を付ける必要があります。
子ども達を大人が「評価」することで、子ども達が「心の声」を聞かず、「エゴ」の声に従うようにしていると言っても過言ではないのです。

どんな子ども達に育っていくのかは、周りの大人たち(親、先生、地域の方など)自身がどう生きているのかで変わってきます。
まずは自分自身が自分に対して噓偽りなく生きることが出来ているのか。
それを見極めることからではないのでしょうか。

5.まとめ

どうしても「心の声」というと、スピリチュアルな感じがして受け入れがたいと感じる人も多いようです。
しかし、それが自分自身の「評価を気にして行動していいるのか」または「本当につながりたくて行動しているのか」という側面から見ていくことは、必要なことなのではないでしょうか。

他人の評価を気にして生きていくことは、次第に息苦しくなっていきます。
時代が大きく流れている昨今だからこそ、自分を大事にし、自分の本当にやりたいことを選択していくことは、「人間」に与えられた特権なのではないでしょうか。

■ 執筆者情報

meg【元小学校教師】

子どもが好きで、彼らをより笑顔にしたいという思いを抱き、教員を目指す。しかし、挫折。あまりにも上手くいかないことばかりで退職を考えるも、奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われる日々を送るようになる。そんな小学校教員時代の経験をもとに、学校現場での悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。現在は海外に移住し、子ども達に日本語を教え、日本の文化を伝える活動を行っている。また現地校で日本の教育との違いを学び、それを日本の教育に活かす方法や感じたことを日々発信している。