存在意義によって、人は支えられている。

『ソース』
~あなたの存在意義~

1.手順の説明

以下において、『ソース』の「第24章 あなたの存在意義」の要約を行い、それについて批評します。
まず順を追って要約し、必要ならば補足します。

次に重要ポイントを1、2点絞ってピックアップし、それについて自分の視点からコメントし、批評していきます。
主張は論理的に行い、必要に応じて証拠をつけて説明し、最後に全体を要約して結論づけ、まとめていきます。

2.本章のまとめ

・世の中のさまざまな組織(スポーツチーム、経済団体、会社など)は、その存在意義や設立趣意書(組織が何のために生まれたか)を理解しているが、私たちは自身の存在意義を知らない。

・「あなたの存在意義」は「あなたらしさ」(ユニークな個性、わくわく、夢、才能を含む)を表現し、「高我」※に向けて決心(どのように生きるべきかではなく、なぜ生きているのか、どこに行きたいのか)を表明する文章であり、信念から生まれるもの。知らなければ、充実した生き方は出来ない。

・情熱にあふれた人生を送るために力強い考え(存在意義)を言葉にして書くと、宣言に不思議なパワーが加わる。これが小さな一歩。

<ワクワクをより本質的な言葉にする>
➀ワクワクリストの言葉をキーワードでくくって、より本質的な言葉にする
(ワクワクリストの本質を探す)
例:山、川、草原→自然に囲まれる
②キーワードに共通して流れている「より上位の概念」に結合し、一つの言葉に結晶させる

3.疑問に思ったこと

「存在意義を知らなければ、充実した生き方は出来ません。」
この文を重要ポイントととし、ピックアップします。

これより、下記に問題を提起します。
「なぜ自分の存在意義を知ることで、充実した生き方が出来るのだろうか。」

4.学びをどう生かすか

自分がなぜ存在しているのか、その存在意義を意識し始めるのは中学生くらいからと言われています。
その、自分の存在意義を見いだせず、自殺に至るケースも少なくないという統計が出ているのが現状です。

「周りにも人がたくさんいて、決して孤立しているわけではないのに、なぜか心の中で孤独を感じる。」
「自分の存在意義が感じられないほど、虚しいものはない。」
と言う言葉に共感する人も多くいます。

それは自分の存在意義を、常に人は心のどこかで探し続けているということです。
そして存在意義がないというのは孤独を伴うのです。

「自分の存在意義を感じることに飢えていた。」
(日経ビジネスオンライン 『「オレって必要?」誰もが存在意義を自問する社会の異常』)

と感じる人もいます。
その人たちにとって、必要なのはもちろん人とのつながりだとも言えます。
しかも、会社などで表面的に「ただ繋がっている」のではなく、もっと根本な部分、例えば誰かに必要とされていたり、自分のしたことで誰かが喜んでくれたりといったことを人は求めているのです。

「自分がいなくても、誰も困らない。」
(日経ビジネスオンライン 同記事より)

上記のように、思ってしまう人が少なくはありません。
そういった考えに至る前に、その繋がりを作る必要があります。
しかし人間関係は、自分1人でできることではないので、すぐに「自分の存在意義を感じること」は難しいとも言えます。
そのために、著者の言う、このワクワクを探す作業を実践し、そこから人間関係を波及させていくことが可能なのです。

会社などの集められた集団の中では、存在意義を見つけられなかった場合でも、自分で見つけた、自分がワクワクする場所であれば、自分らしく生きることが可能なのです。
またそんな自分をより生かしていくことができます。

私たち日本人は、歩調を合わせることを良しとして教育されてきました。
よって、自分のワクワクすることが何かわからなかったり、本当にそれをして自分の「存在意義」が見つけれるのか不安だという人も多いようです。

「誰かから何か言われないだろうか?」
「こんなことでワクワクするなんて…自分は変なんじゃないか?」
そんな風に思う必要はないのです。

まずはワクワクすることを実践して、そこから自分の存在意義を見つけてみませんか。

5.まとめ

私自身も、存在意義が見つけられず、苦しんだ経験があります。
そして今、多くの子どもたちが同じように苦しんでいます。

その原因は、大人たちだと言えるのではないでしょうか。
多くの大人たちが自分の存在意義を感じることが出来ていません。親であったり、教師であったり、近所の大人であったり、本当に多くの人が求めているのに関わらず、それを感じられずにいるのです。
当然、そんな大人たちと接している子ども達が、自分の存在意義を感じることが出来わけがありません。

まずは自分から。その背中を見せていく。
そして自分自身が存在意義を見い出し、充実した人生を送ることでそれが子ども達にも波及していくのではないでしょうか。

【参照】

※高我
ハイアーセルフ。潜在意識にあるもっとも高尚な部分。

■ 執筆者情報
meg【元小学校教師】
子どもが好きで、彼らをより笑顔にしたいという思いを抱き、教員を目指す。しかし、挫折。あまりにも上手くいかないことばかりで退職を考えるも、奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われる日々を送るようになる。そんな小学校教員時代の経験をもとに、学校現場での悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。現在は海外に移住し、子ども達に日本語を教え、日本の文化を伝える活動を行っている。また現地校で日本の教育との違いを学び、それを日本の教育に活かす方法や感じたことを日々発信している。