学校がブラックだと言われる現実。その原因はシステムにあった…?

学校の現実を知っていますか?なぜ先生はこんなにも多忙なの?

1.手順

以下において、「めっしほうこう(滅私奉公)」~「序章」の要約を行い、それについて批評します。

まず順を追って要約し、必要ならば補足します。
次に重要ポイントを1、2点絞ってピックアップし、それについて自分の視点からコメントし、批評していきます。

主張は論理的に行い、必要に応じて証拠をつけて説明し、最後に全体を要約して結論づけ、まとめていきます。

.本章のまとめ

<教員の現実>
・理科の教員である大輔。わずか10分の休憩中に実験の準備、片付け、次の授業の準備をしなければならない。
・朝からトイレに行く時間もない。
・教員の条例上の所定勤務時間は7時間45分。16時45分までが勤務時間。(しかし、部活動終了は18時。)
・部活動が終わって職員室に戻ると、多くの教職員が疲れた様子で椅子に座っている。大輔はそこから明日の授業準備。
・勤務時間外の電話。
→保護者、地域からのクレームが多い。
→この日は警察からの電話。大輔は対応し、学校へ戻って報告書を作成。
→管理職と教育委員会への報告書作成終了は、午後11時過ぎ。
→学校に戻ったのが午後9時。半数以上の教職員がパソコンと向き合っている。

.疑問点

『「すみません、すみません。うちの生徒がご迷惑をおかけしまして」』
『二人が学校に帰ったのは午後九時を回っていたが、まだ、半数以上の教員がパソコンと向きあっていた。』
『二人が管理職と教育委員会に翌朝報告するための報告書作成を終えたのは午後十一時を過ぎていた。』

これらの文を重要ポイントとしてピックアップし、下記に疑問を示します。

『こういった現状が年々ひどくなっている。この事実を多くの人は知らないのだろうか。また、その現実はなぜ起こってしまったのだろうか。』

.これからどう生かしていくのか

東洋経済オンラインに下記の記事が掲載されていました。

教師の多忙の問題は文字どおり”システム”の問題です。
すなわち、「みんなで同じことを、同じペースで、同じようなやり方で」という、わたしがこれまで繰り返し述べてきた学校の慣習化されたシステムです。

(『小学校教師を「がんじがらめ」にする悪習の正体~教師の多忙は「もはや限界」を超えている』  東洋経済オンラインより)

この記事にあるように、日本の戦後の教育は「右へならへ」とみなが同じ行動をし、また同じ考えを持つことを徹底されてきました。
それはその時代には仕方のない事だったのかもしれません。
しかし、それを幼少期から義務教育の期間の9年間、みっちり身につけられてきた子ども達は、当然、「自ら考えて行動する」といった自立性は失われていきます。

日本では、みんなと違うことをするといじめられたり、教師から叱られたり、変な目で見られたり…といったことが起こります。
それが学校だけでなく、同じように義務教育を受けてきた人が大勢、社会にいるのです。
だから教師だけでなく、日本全体がシステム化されているとも言えるのかもしれません。

するとどうなるか。
自分は変なのか?
自分は間違っているのか?
皆と同じようにしないといけない!
目立たないようにしよう。
といった行動をとるようになります。

それが教師のシステム化に拍車をかけているのではないでしょうか。

さらにこのようなことも書かれていました。

実はこのシステムは、子ども達だけでなく、先生たちもまたひどく縛り付けているのです。
ある意味では、当然のことと言えるかもしれません。
子ども達に「みんなで同じことを、同じペースで、同じやり方で」を要求する以上、先生たちもまた、個性を生かした授業や学校の経営などをやってもらったら困ります。

 

教師たちを縛るスタンダードしてあげられているのがお馴染みの、黒板に「めあて」を書き、最後に「まとめ」をチョークで囲み、その色まで決めているというもの。
いわゆる「板書計画」が例として書かれていました。
それ意外にも、机の上のどこに何を置くのか…などといったスタンダード、型があるといいます。

実際に私が初任の時、右も左も分からない時、教育書を本屋で大量に買い込み、読み漁り、同じように型を徹底的に調べて実践していました。
そして、それを参考に子ども達に指導をしていました。

当時は当然、それしか方法は思いつかず、必死になって過去の実践を繰り返したり、そういった型を徹底させていました。
目の前の子ども達により良い指導をするにはどうしたらいいのか。
やるだけやってみよう。と日々藁をもすがる気持ちで過ごしていたので、この型は当時は本当にありがたいもの、先人が残してくれたものだという想いがとても強くありました。
しかし、その型にはまりすぎてしまうと、それが子ども達はもちろん、教師自身が「自分で考える」力を失う原因にもなっているというのです。

それを聞いて、確かに一理あると思いました。
特に私は器用でもなく、同期の他の教員と比べると、授業がなかなか上手くいかず、学級経営でもつまづいていました。
だからその時は、その型に頼るしか方法が見つけられなかったのです。

私のような人間にとって、その型はとても役に立つものでした。
しかし、言われたことをその通りにしかできない人間を作ってしまう危険性があるというのはうなづけます。
その型をうまくつかいこなせればよりよかったのですが。。。

日本には昔から武道の世界にあるように、型の文化であるともいえます。
それは決して悪いことではありません。
なぜなら、日本の武道は世界にも誇れるものとして、きちんと根付いているし、武道の達人たちが「自ら考えて行動する」ことができていないか?と問われるとそんなことはないからです。
問題点は、その型を習得するまでの過程や、その型自体に問題があるのではないでしょうか。

何のために、「めあて」と「まとめ」の色を指定し、□で囲むのか。
その意味が授業の達人たちによって実践され、また必要なものであるとするならば、受け継いでいくべきだと思います。

しかし、時代とともに変わっていくものもあります。
子どもの実態に合っているのか、本当にその型に意味があるのか。また、その型はどういう意図をもって型として残っているのか。
経験者がそういったことを吟味していくということも、これから先は必要になっていくのかもしれません。

今、教員に求められているのは、そういった今までのスタンダードを変える勇気が必要なのではないでしょうか。
また、そういったことに疑問を持ってみる勇気、なのかもしれません。

そしてまたそれに加え、そのスタンダードを受け入れられる地域、保護者、社会である必要があります。
そのためにも、もっともっと今の現実を社会に知ってもらい、教師がどういうあり方であればいいのか。またどうなりたいのか。などを明確に自分で考え、行動していくことが必須になってくるのではないでしょうか。

そうしないと、今の現状は変わることなく、悪化する一方です。

2017年 文部科学省の調査によると、週20時間以上の「過労死ライン」に達する残業をした小学校の先生は、全体の約3割を占め、中学校は約6割にも上ったといいます。
現状を維持したいのか、変わりたいのか。

これは教師自身の問題ではありますが、直接関わっている子ども達への影響も計り知れません。
地域や学校と関わりのない方は
「自分は子どもがいないから。」
「学校とは無縁だ。」
という方もいるかもしれません。

しかし、日本という国に住んでいる以上、日本人として生まれてきた以上、日本の未来をただ遠目で他人事としてとらえていてもいいのでしょうか。
自分のこととして、考えてみてはどうでしょうか。

.まとめ

今、メディアでも教員の働き方について様々な報道がされています。
もちろん、働き方に問題があるのは教員だけではありません。

しかし、日本の将来を担う子どもたちが、親以上に時間的に関わりのある教員たちと日々接している学校。
その教員が、限界を超えてまで働いている教育現場。
その状況は早期解決が求められています。

日本に帰るたびに、多くの人が疲弊していると感じるのは、すでに危機的状況といえるのではないでしょうか。
日本人として子ども達に何ができるのか。
そんな疑問をつきつけられました。

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めっしほうこう(滅私奉公)~学校の働き方改革を通して未来の教育をひらく~

増版が決まりました!

まだ読まれていない方は、
学校の中で何が起こっているかを知るためにも、
ぜひともご一読ください!

 

悩みや相談を募集しています。
ご意見や感想もお待ちしてます。
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教師として、日本人として、子ども達に伝えていることはありますか?

私は現役のころ子ども達に、日本の良さや真実をちゃんと伝えられなかったんです。
それが悔しくてなりません。

それは、自分自身が、「誇り」というものを失っていたからです。
でも…今の自分たちが生きているのは先人たちのおかげ。

そんな先人たちの想いを感じられる映画です。↓

オススメです!↓
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それと…
上記の上映会を主催しているのはママたち。
中には教員の方がいたり、学校の給食に疑問を持ち、役所に足を運んでいるママたちもいます。

そんなママたちと共に日本をよくしたい!ちょっと興味があるという方はこちらをのぞいてみてください。
真実を知ることができます。
↓(下にリンクがあります。)


https://tokyo20200201.peatix.com/?fbclid=IwAR3TjwICymu1oGpZBRNSYvwsSMSY6Jz3A3ZWf1Vv5gg4yKVbdtY0HM5_HbA

■ 執筆者情報
森田 恵 【元小学校教師】
子どもが好きで、彼らをより笑顔にしたいという思いを抱き、教員を目指す。しかし、挫折。あまりにも上手くいかないことばかりで退職を考えるも、奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われる日々を送るようになる。そんな小学校教員時代の経験をもとに、学校現場での悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。現在は海外に移住し、子ども達に日本語を教え、日本の文化を伝える活動を行っている。また現地校で日本の教育との違いを学び、それを日本の教育に活かす方法や感じたことを日々発信している。