動画対談シリーズ『未来の教室』~第1話:学力の遅れを取り戻すなら、教職員の大幅増が必要~〈京都造形芸術大学教授〉寺脇研×〈共育の杜 理事長〉藤川伸治~

今、教職員は、何に専念すべきなのか?

学力の遅れを取り戻すのであれば、教職員の大幅増が必要~まずは、子どもたちのケアが必要~

各学校では「遅れてしまった学習」をどうするかについて、
試行錯誤が続いています。
では、教職員として何を最も大切にしなければいけないのでしょうか?

それは…
まずは授業というより、学校を再開することが第一優先だといいます。

本気で夏休みをつぶしてまで、学力を早く取り戻すならば、
教職員の数が足りません。

国のルールで最低でも1m~2m離さないといけず、
1つの学級を2つ~3つに分けて、授業をしなければなりません。

つまり、週に3日しか登校できないから、
どうしても授業は追いつかないのです。

そういうことを考えずに
授業を3月までに追いつくのは無理があるといいます。

3月までに授業を終わらせることよりも、
まず現場の教職員は、
学校がまず再開されて子どもたちの心の問題、身体の問題が大丈夫なのか。
この2か月半の間に何があったのか。

まずそこをケアするところから始めていかなければならないといいます。

学力はいつだって追いつくことが出来るけど、
心に傷を負ってしまったり、
身体が体調を崩してしまったりしたら、
そんな簡単に取り返しがつかない、ということです。

詳しくは、こちらをご覧ください

 

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第2話はこちら→学校に子どもたちが来た時に、一番聞いてほしいこと
第3話はこちら→学校再開に向けて、国も、教育委員会も見落としていること
第4話はこちら→映画「子どもたちをよろしく」に込めた思い
第5話はこちら→安倍首相の「全国一斉休校措置」は憲法を学ぶ素材になる
第6話はこちら→9月入学制に左右されることなく子どもたちをケアする

 

<執筆者の一言>

子ども達に学力をつけることが教職員の仕事です。しかし、今は平時ではありません。それ以上に大事なことは、子ども達の『心』と『身体』を第一優先にして考えるということだそうです。子ども達の『未来』はもちろんですが、特に今は子ども達の『今』に目を向けることに最大限の意識を向ける時なのではないでしょうか。

映画「子どもたちをよろしく」の情報はこちら
※現在コロナで公開スケジュールが調整中のところが多いようです。事前に電話等でのご確認をお願いします。

 <Profile>

  京都造形芸術大学教授  寺脇 研 氏

映画プロデューサー、映画評論家、落語評論家、京都造形芸術大学客員教授。1952年福岡市生まれ。
東京大学法学部卒業後、1975年文部省(現・文部科学省)に入省。文部省初等中等教育局職業教育課長、広島県教育委員会教育長、高等教育局医学教育課長、文部省生涯学習局生涯学習振興課長、文部省大臣官房審議官などを経て、2002年より文化庁文化部長等を歴任
2006年文部科学省退官。著書に『危ない「道徳教科書」』(宝島社)など。

 <Profile>

 藤川塾塾長、前連合総合生活開発研究所 主任研究員   藤川 伸治 氏

1957年生まれ。80年4月から2000年3月まで広島県公立中学校理科教員。在職中、休職して広島県教職員組合役員を務める。
その間に、95年8月、被爆50周年「1万人子ども平和集会」、96年から98年にかけてマレーシアなど東南アジアでの「原爆展」、97年稲垣吾郎主演「広島に原爆を落とす日(つかこうへい作)」広島上演、98年、広島県内の小中学生を対象とした「子どもの学習状況調査」などの企画を担当。
2000年4月から18年3月末まで日本教職員組合役員。その期間には、村上龍著「13歳のハローワーク」を全国の小中学校図書館に置く活動などを企画。公務員給与約5%引き下げ(05年)、公務員の労働基本権回復(07年~12年)、東日本大震災時を受けて実施された公務員給与10%削減、公務員の退職手当400万円引き下げ、自衛官を含む公務員の新しい年金制度の実現、非正規公務員の雇用安定・処遇改善に関わる法制度実現などの課題に関わり、人事院・厚労省・財務省・総務省・文科省との間で交渉・協議に携わる。
連合総合生活開発研究所(連合総研)が16年に公表した「日本における教職員の働き方・労働時間の実態に関する調査研究」の企画メンバー。藤川塾塾長として、子どもとのコミュニケーション力を高まる身体技法などを伝えている。著書に『みらいの教育~学校現場をブラックからワクワクへ変える』(共著、武久出版)、『熱血教員が過労死する本当の理由』(kindle)、『広島発 人権・平和教育』(共著、明石書店)、『これが平和学習だ』(共著、アドバンテージサーバー)