日頃とは異なる業務に携わること自体に疲れることを理解する
消毒作業に疲れを感じている教職員へのメッセージ
「疲れた…」「辛い…」といったことを
自分自身で認めることは、とても大事なことです。
「弱音を言ってはいけない。」と思い込み、
「疲れた」と言うことに罪悪感を持っていると、
いきなりつぶれてしまいかねません。
そして
『日頃の業務と違う業務』、『心構えができていなかった業務』を
行うということは、非常にストレスを感じるのだそうです。
そういった状況をまずは理解することで
『疲れ度合い』が違うのだといいます。
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第1話はこちら→新型コロナウィルス感染症が与えている心の不安
第3話はこちら→「できないことはできない」と言うことは教職員の使命
第4話はこちら→「テキトーにする」、「ゴロゴロする」ことの効果
第5話はこちら→「教職員にはレジリエンスが求められている」と言われるが?
<執筆者の一言>
今の置かれた状況を理解すること。そして自分自身で感じていることを否定せず、その感情を持つことを認めてあげること。こういったことは特に教職員にとっては必要なことなのではないでしょうか。どうしても教職員は無理をしがちです。そして弱音を吐いてはいけないと自分を叱咤激励するのではなく、きちんと自分を大事にすることも必要なことなのです。
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<Profile>
精神科医 香山リカ 氏
1960年札幌市生まれ。東京医科大学卒。精神科医として臨床に携わるかたわら、現在は立教大学現代心理学部教授として教育にも携わっている。
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<Profile>
藤川塾塾長、前連合総合生活開発研究所 主任研究員 藤川 伸治 氏
1957年生まれ。80年4月から2000年3月まで広島県公立中学校理科教員。在職中、休職して広島県教職員組合役員を務める。
その間に、95年8月、被爆50周年「1万人子ども平和集会」、96年から98年にかけてマレーシアなど東南アジアでの「原爆展」、97年稲垣吾郎主演「広島に原爆を落とす日(つかこうへい作)」広島上演、98年、広島県内の小中学生を対象とした「子どもの学習状況調査」などの企画を担当。
2000年4月から18年3月末まで日本教職員組合役員。その期間には、村上龍著「13歳のハローワーク」を全国の小中学校図書館に置く活動などを企画。公務員給与約5%引き下げ(05年)、公務員の労働基本権回復(07年~12年)、東日本大震災時を受けて実施された公務員給与10%削減、公務員の退職手当400万円引き下げ、自衛官を含む公務員の新しい年金制度の実現、非正規公務員の雇用安定・処遇改善に関わる法制度実現などの課題に関わり、人事院・厚労省・財務省・総務省・文科省との間で交渉・協議に携わる。
連合総合生活開発研究所(連合総研)が16年に公表した「日本における教職員の働き方・労働時間の実態に関する調査研究」の企画メンバー。藤川塾塾長として、子どもとのコミュニケーション力を高まる身体技法などを伝えている。著書に『みらいの教育~学校現場をブラックからワクワクへ変える』(共著、武久出版)、『熱血教員が過労死する本当の理由』(kindle)、『めっしほうこう』(明石書店)、『広島発 人権・平和教育』(共著、明石書店)、『これが平和学習だ』(共著、アドバンテージサーバー)『みらいの教育~学校現場をブラックからワクワクへ変える』
めっしほうこう
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