『7つの習慣』『リーダー・イン・ミー』に学ぶ~「フランクリン・コヴィー・ジャパン エグゼクティブ・パートナー」菅 俊明 氏より

『7つの習慣』『リーダー・イン・ミー』に学ぶ~「フランクリン・コヴィー・ジャパン エグゼクティブ・パートナー」菅 俊明 氏より
はじめまして。菅 俊明と申します。フランクリン・コヴィー・ジャパンに入社して7年半になります。主に企業向けの研修やコンサルティングサービスの提供を担当しております。企業向けに提供させて頂いている「7つの習慣」研修では、大きな変化のきっかけを掴まれる多くの参加者を見て参りましたので、なおさら自分でもしっかりと実践しなければと日々思わされております。

「7つの習慣」と子育て


私生活におきましては家庭での「7つの習慣」の実践に日々挑戦しておりますが、子育てを通じて実感したのは、「第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される」の大切さです。

ビジネスの現場における大人同士の関係というのは、お互いのプライド等様々な利害関係が影響して、素直に(本音の)コミュニケーションが取れないことが多いと感じておりましたが、子どもは違いますね。子どもに対して「理解に徹する」コミュニケーションを心がけると、子どもの話す量が格段に増え、「第5の習慣」の効果に驚きました。

それからはとにかく子どもの想いに耳を傾けけることを第一としておりましたが、それを通じて更に気付いたことがありました。それは、自分が子どもを理解しようと心掛けていたつもりが、実は子どもは親のことを親が思っている以上に理解しているということです。思った以上に理解されている、見透かされている、といった方が適切かもしれません。

例えば、「外に出て元気よく遊んで欲しい」と親である私が思い、子どもを外で遊ばせようとします。その際、私がそもそも外遊びを好きでなかったり外に出るのを面倒くさがっていると、子どもはその状態を察知してか、私の想いに従ってくれません。一方、まずは親が外遊びを好きになり、楽しむ姿勢を見せるだけで、子どもは外に出て遊ぶようになります。つまり、まず相手を理解することが大切ではあるものの、自分の想いを伝える際には、自分自身の在り方が重要になってくるということに改めて気付かされました。

以上のように、「7つの習慣」のフレームワークを自分自身に当てはめることで、現在の自分自身の足りない要素に気付くことが多くなりました。実践すればするほど、自分の足りない部分に気付かされ、まだまだ試練は続くのだと自覚させられる毎日です。

「7つの習慣」の応用範囲


営利団体においても、家庭においても、学校においても、「7つの習慣」を応用できる範囲は広いと感じております。どのような組織においても、コミュニケーションの質を深め、人間関係の質を深めることは重要であり、無意識的にそれらができている人々の原理原則を簡潔なフレームワークにまとめあげてくれているのが「7つの習慣」だと考えております。

私自身の活動は、対企業向けのものが中心になりますので、そこでの経験や知見を活かして、学校教育と企業内教育との橋渡しができる役割が担えれば、と考えております。




 <Profile>
フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社
エグゼクティブ・パートナー  
菅 俊明  氏

2013年よりフランクリン・コヴィー・ジャパンに入社。
「7つの習慣」を始めとする研修セールスを得て、組織の戦略立案及び実行支援を行うコンサルティングチームにてエグゼクティブ・パートナーとして大企業を顧客に持つ。

東京都東村山市出身。妻、男の子2人女の子1人の5人家族。