「聞いて下さい!オリ・パラ学校観戦について戸惑う教職員の声を」





コロナ禍でのオリ・パラ観戦の教育的意義を考える

 東京五輪の開催準備が進んでいます。
 都内をはじめ近隣の自治体にある公立学校の児童・生徒のオリ・パラ観戦も行われます。
 各学校では、熱中症、及び感染症対策を講じ、安心・安全な観戦になるよう検討が進んでいます。
 そこで、オリパラを大切な知識、体験の機会と捉えた東京都のプロジェクトに参画されてきた佐多直厚さん(株式会社電通 電通ダイバーシティ・ラボ コアメンバー)と「学校リスク」の研究者である内田良さん(名古屋大学准教授)、現場の教職員の方と共にオリ・パラ観戦の教育的意義を考えていきます。

<第一弾>「育て! ダイバーシティ・ネイティブ」 

佐多直厚さん(株式会社電通 電通ダイバーシティ・ラボ コアメンバー)

 オリ・パラが日本で開催されることで、様々な国から、様々な文化をもつ人が来る機会になります。
それを教育に活用するためオリ・パラ教育推進ブログラムが始まりました。
佐多さんはそのプログラムづくりに関わって来られました。
そのプログラムがめざしているのは多様性社会をつくるための学びの場づくりです。
學びも包含する豊かな多様性社会づくりを開発する会議体「PARADIS(パラディス)」の活動を続けています。

 佐多さんはヤフーに個人ニュースを投稿するオーサーです。

2020/2021の先にしあわせな当たり前を。本当のヒーローたちが現れる期待。(佐多直厚) – 個人 – Yahoo!ニュース

この記事で紹介されているパラディスボールはこの5年間で延べ380校、32,000人の参加した体験学習です。
この学習を企画・実践されている佐多さんは、コロナ禍であっても子どもたちは学び続けており、東京2020大会を子どもの学びにする場にすることへの期待を語られました。

<第二弾>「真夏に大勢の子どもたちを安全に引率できるのか?!」

理佳さん(都内公立小学校教員)
 小学校1年生の学級担任をしている理佳さん。 
 2年前、校外学習に出かけた小学生が熱中症で亡くなったこともありました。たくさんの子どもを真夏の炎天下の中、安全に観戦することができるのだろうか、という不安。
 しかも、公共交通機関を使わなくてはならず、三密の電車内では、他のお客さんから「あー、子どもたちが乗っている」という視線ある中で、子どもたちが声を出さないよう指導することの困難もあります。 

 何か事故があった時、校長、引率した教員の責任になります。
 教員には何の相談もなく、上から決められるのです。
 今は、目の前のことに追われて、安全・安心の五輪観戦に向けての話し合いは全く行われていません。


  Masaさん(都内公立中学校校長)
 理佳さんから、何も相談がないと言われましたが、しかし、校長にも教育委員会から「何も決まっていない」と言われるのです。これが一番苦しい。
 コロナになり、学校観戦は中止になるだろう、と思っていたが、ここになって学校観戦を行うことを、ネットニュースで聞いた。 
 子どもの会場までにどのようにしていくのかを教育委員会は都に聞いているが、伝えられない。
 教育委員会もとても苦しい状態になっている。 
 その中で7月初旬には観戦をする、しないの意向調査があります。
    
 自分の学校が観戦する会場は2万人収容だが、そこに生徒含め1万5千人が観戦することになります。
 持参できるものの制限されています。
 観戦を終了して、学校に帰ってくるのは夜9時~10時になります。
 教員の勤務についてもたいへんです。

<第三弾>「ネット時代に『考える』」

内田 良さん(名古屋大学大学院・准教授、教育社会学)

 観戦に伴う熱中症・感染症・教員の長時間労働という3つのリスクをどのようにして下げるのかを考える必要があります。
 大学のオンライン授業に対して学生はどのように受け止めているのかなど非常に興味深い調査結果を紹介しながら、ネット時代における教育の可能性を話されました。そこで、ネット時代のオリ・パラ観戦を考えることが必要です。

<第四弾>「リスクを下げながら、オリ・パラ観戦を考える」を徹底討論

<第五弾>「参加者を交えての対話」


 教育活動は、やはり学校内で話し合って進めるべきです。やる、やらないは現場が決めることです。
 品川区では、観戦を希望される家庭にチケットが配布すされました。
 それでいいんじゃないか。
 観戦企画を立てようとも「上から情報」が来ない、それが学校現場に不安を生んでいます。
 それでも、リソースを考えて、どんな形になろうとも、オリ・パラは子どもたちにとって何かしらの学びになるではないでしょうか。

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