その夢は、本当にあなたの描いた夢ですか?

【更新日】 2018年9月22日(土) その他
その夢は、本当にあなたの描いた夢ですか?

『ソース~あなたの人生の源は、ワクワクすることにある』
~はじめに~の学びを生かす


1. 手順の説明


以下において、『ソース~あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。』の「はじめに」の要約を行い、それについて批評します。
まず順を追って要約し、必要ならば補足します。

次に重要ポイントを1、2点絞ってピックアップし、それについて自分の視点からコメントし、批評していきます。
主張は論理的に行い、必要に応じて証拠をつけて説明し、最後に全体を要約して結論づけ、まとめていきます。

2.本章のまとめ


・本当の自分(ソース=生きる意欲・奇跡の源泉)を見つけたいなら、心を満たしたいなら、自分のワクワク(生まれながらの興味、自分の中に沸き起こる好奇心、その人らしさを形成するもの、通常は理性や言い訳の陰に隠れて無視されている部分)を追及すればいい。

3.疑問に思ったこと


「世間にあふれる誤った考えから自由になり、自分自身を解放するとともに、本当に心が求めるものを再発見する必要がある」
この文を重要ポイントとして、ピックアップしました。

これをふまえ、私が疑問に思ったことを下記に示します。

「そもそも、“世間にあふれる誤った考え”とはなんだろうか。現代人はその世間、例えばメディア等を全くと言っていいほど疑わず、そこから自由になることに恐れを抱く人も多いのではないだろうか。」

4.学びをどう生かすか


本書にも書かれていたように誰しも、自分らしく生きたい、心が求めることをしたいと望んでいるのではないでしょうか。
しかし、現実には「世間にあふれる誤った考え」を疑わず、反対に自分自身を信じられず疑って生きている人も多いのではないでしょうか。
自信がない、夢がない、ワクワクしないというのはその典型です。
特に日本人はマスメディアの情報を鵜呑みする傾向があるといわれています。

それ以外にも、「世間にあふれる誤った考え」にはこんなものもあります。
自分の夢やほしいもに関して、「お金があれば幸せになれる」、「大きな家に住んで、キャンピングカーを持つことが夢」ということをよく耳にします。

果たしてそれは本当の夢なのでしょうか。
もちろん人によっては自分が本当に心から望むことだという人もいるかもしれません。
しかし大多数の人間にとってはそれも「世間にあふれる誤った考え」が「自分の考え」にすり替わったのではないのでしょうか。

興味深い調査結果があります。
全米世論調査センターが収集する「総合的社会調査(GSS)」によると、配偶者の有無、教育、収入に関わらず、知力(語彙力、読解力等)の高い人は人を信用する傾向が強く、知力の低い人はなかなか人を信用しないという結果がでています。

自分を信じられる人は、人も信用できると言われています。
というよりも、自分を信じられる人は、自分に必要な情報を取捨選択できます。
つまり、上記からいえばメディアや世間の誤った考えを鵜呑みにせず、自分に合った情報、正しい情報をインプットすることができるということです。

このように一度、身の回りを見渡し、「世間にあふれる誤った考え」の中に身を置いていないかどうか確かめてみると、新たに気づきがあるかもしれません。

世間と言っても、マスメディア、SNS、教師、上司、近所の人など様々な人が存在しています。
私自身は完全に「世間にあふれる誤った考え」に縛られ、自由を失っていました。
世間の言う「夢」を「私の夢」として語っていたのです。

そしてその基準を持ったまま、子どもたちと接していたのです。
子ども達の前に立つ教師ならば、自分のためにも、本当に自分の心が求めるものを見つける必要があるのではないでしょうか。

そして、一人の人間として、子どもたちに夢を語る人になってほしいのです。
もし先生が熱く、情熱を持って夢を語る姿をみたら、子どもたちは夢を見ることの素晴らしさに気づきます。

まずは自分のために。
今一度、振り返ってみてはどうですか?

5.まとめ


心が求めるもの、それを再発見することができたら…。
考えるだけでもワクワクします。
しかし世間の声とそのワクワクする声の狭間で苦しむ人も出てくるかもしれません。

そんな時は一度世間の声をシャットダウンし、自分の声を優先的に聞いてみてください。
なぜなら、自分の人生に大きく関与してくるのは、世間ではなく、自分に他ならないからです。
もっとこの本と早く出会えていたら…。
きっと私は今頃、全く違う人生を歩んでいたに違いありません。
早くそこに追いつくように、「世間の誤った考え方」から自由になろうと思います。


■ 執筆者情報
meg【元小学校教師】
小学校教員の経験をもとに、学校現場での悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。