ごあいさつ
日本の教職員の長時間労働は、OECD諸国の中で最も深刻です。
文科省が実施した大規模調査によると「過労死ライン」超え、つまり過労死等のリスクが非常に高い状態で働いている教員は、小中学校で6~7割前後を上回っています。
実際、この10年間、教員の過労死、過労自殺はあとを絶ちません。
別の調査では、長時間労働の状態にある教職員ほどストレスを抱えており、いいかげんな授業になる、子どもとの対話がなくなってしまうという結果が出ています。長時間労働は、子どもたちのためにはならないです。
急速に変化する社会の中を生きる子どもたちは、主体的に課題を見つけ、他者との対話を通じて、新しいアイデアを創造し、より良い社会を作っていく担い手です。教職員は子どもたちのお手本になってほしいと願っています。
「共育の杜」は、教職員の長時間労働を解消し、主体的に生き、他者との対話を通じてより豊かな人生、より良い社会をつくることをめざしています。