リーダー・イン・ミー プログラムをご紹介していると、
時々、次のような質問をいただくことがあります。
「特別支援学級の子どもたちにも教えられますか?」と。
答えはもちろん、「はい!」です。
リーダー・イン・ミーの学習フレームワークは、
SEE- DO- GETモデルに基づいています。
児童・生徒の持つ可能性をどう見るか(SEE)で、
教職員の子どもたちへの関わり方、指導の仕方(DO)が変わり、
児童・生徒が得られる結果(GET)が変わります。
これは「原則」です。
リーダー・イン・ミーのフレームワークのSEEの箇所には、こうあります。
「すべての人がリーダーになれる」
「すべての人に独自の才能がある」
「すべての人」です。
教職員がすべての子どもたちを
「どんなことでも学ぶ力がある」と見る(SEE)ことで、
指導は無限に可能となります(DO)。
自閉スペクトラム症の息子さんを持つ方が、
SEE- DO- GETモデルを知ることで、
自分にも、息子さんにも、大きな助けになっている、と話をしてくれました。
一般的な自閉スペクトラム症の特徴に着目すると
「できない」ことを念頭に置いた見方(SEE)、接し方(DO)をするかもしれない。
でも私たち家族は子どもが「できないこと」ではなく、
彼に与えられた才能、彼が「できること」に着目(SEE)し、
彼の持つ独自の特性を活かす関わりを行う(DO)ようにしている。
そうすることで彼は自分の可能性を大いに広げることができる(GET)。
リーダー・イン・ミーのフレームワークのGETには、
「すべての人が自分のボイスを発見し、可能性を引き出せる」とあります。
ここにもやはり、「すべての人」と書かれています。
「すべての人」はもちろん、日本人のみのことではありません。
リーダー・イン・ミーは、国、文化、宗教、人種など、
一切の境界線がない普遍的なプログラムであり、
すべての子どもたち、教職員、学校のためにあります。
次回は、実際に特別学級で行われた授業を、ご紹介させていただきます。
*リーダー・イン・ミーの詳細はこちらでご確認くださいませ。
http://www.edu-franklincovey.jp/