6月28日、大阪地方裁判所は大阪府立高校教諭の西本武史さんが適応障害を発症したのは学校長の安全配慮義務違反であり、損害賠償を求めた裁判で、西本さんの勝訴を言い渡しました。
西本さんは、部活動顧問、勤務校生徒との海外語学留学の担当者として、発症前半年間の時間外勤務時間が約100時間に達していました。西本さんは、再三にわたり学校長に、あまりの過重な勤務により心身に悪影響が出そうだと訴えていました。しかし、学校長は、西本さんに対して、仕事のやり方を工夫するなどの指導だけで、業務量の軽減を図ることはありませんでした。
今後、裁判は管理職が教職員の命と健康を守るための配慮義務の徹底や教職員給与特別措置法(給特法)改正にも影響があるかもしれません。
そこで、オンラインライブシリーズ「魅力ある教職への希望をつむぐ~一教員の挑戦が「働き方改革の歴史」を変えた〜」(全3回)を開催します。全3回とも無料です。
1.日時 2022年7月31日(日) 10時~11時30分
2.登壇者・司会
西本 武史さん(原告・大阪府立高校教員)
松丸 正 さん(原告代理人弁護士)
氏岡 真弓さん(朝日新聞記者)
3.内容
長年にわたる教育関係の取材を通じて日本の学校教育に大きな影響を与えてきた氏岡真弓さんがこの裁判の原告である西本武史さん、弁護士の松丸正さんから判決のポイントを聞き出します。
4.参加 ZOOMによる配信
5.定員 80名(先着順)
6.参加申し込み
1.日時 2022年8月6日 (土) 10時~11時30分
2.登壇者 小川 正人さん(東京大学名誉教授)
3.内容
中教審「学校の働き方改革特別部会」座長として学校の働き方改革の方向性をまとめた小川正人さんが、この判決が学校運営に与える影響と判決を活かした「働き方改革」の取り組みを解説します。教育委員会職員、管理職の方は必見です。4.参加 ZOOMによる配信
5.定員 80名(先着順)
6.参加申し込み
1.日時 2022年8月27日(土) 20時~21時30分
2.登壇者・司会
西本 武史さん(大阪府立高校教員)
中楯 浩太さん(NPO法人「共育の杜」理事)
3.内容
西本さんは大阪府立学校の世界史の教員です。その授業は、生徒から高く評価されています。また、部活動指導者としても生徒の主体性を育む指導をされています。その西本さんの素顔に迫ります。
4.参加 ZOOMによる配信
5.定員 80名(先着順)
6.参加申し込み
無料
第1回:ZOOMライブ(定員80名)
第2回:ZOOMライブ(定員80名)
第3回:ZOOMライブ(定員20名)
収録動画は、オンライサロン「エンパワメント」で動画配信します。
オンラインサロン「エンパワメント」とは・・・
教育現場・行政・地域社会そして、専門家をつなぐ「未来への学びと創造の場」を提供します。
参加メンバーは、教職員だけではなく、地域行政の担当者、子育て中の親など、子供に関わっている全ての人が対象になります。
また、受け取れる主なコンテンツとして、動画配信やライブ配信などがあり、内容は毎月更新されます。
さらに「エンパワメント」のFacebooグループでは、専任講師と繋がることができ、参加者同士で相談やアドバイスも自由にできます。
なお、月額1000円 の会費が必要になりますが、 特別セミナーには毎回無料で参加できます。
ご興味のある方は、下記の募集ページをご覧ください。
共育の杜オンラインサロン
『エンパワメント』募集ページ