動画対談シリーズ『教師の働く環境を改革する』~第2話:働く時間を短くするのは、何のため?~

【更新日】 2020年2月9日(日) 学校の働き方改革と教師の学び方
動画対談シリーズ『教師の働く環境を改革する』~第2話:働く時間を短くするのは、何のため?~

働き方改革の現状と課題とは?


最近、教職員の労働についてやっと社会問題化され、
「長時間労働が減っている」というデータが出ています。

でも実際はどうなのでしょうか?

それは、どうも時間を減らすことが目的になってしまって、
根本の問題が解決されていない、といいます。

時短ばかり叫ばれて、
本質を見失っているというのです。

ではどうしたらいいのでしょうか…?

それは、
「学校でできる事」と「できないこと」を保護者や地域の皆さんに伝え、対話をしながら、
「学校でできる事」に集中できるような環境整備を進めていくことが
大事だということです。

また、学習指導要領が目指している、
対話的な学習」を教員自身が体験していく必要があるといいます。

そして、お互いに「してほしい」ことを言い合うのではなく、
「困っている」と本音で伝えあった方が
色々な改良ができるのでは?というお話がありました。

あなたは今の学校での働き方に満足していますか?

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なんでも話せるオンラインコミュニティ『心の職員室』を立ち上げます。


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https://kyouikukaikaku-2020.com/2020/04/15/60/

<執筆者の一言>


「なぜ教師になったんですか?」と自分に問うてみるというのは現状を振り返る簡単な方法なのではなのかもしれません。忙しい中で時間を作るのは難しいかもしれないけれど、一度立ち止まり、初心を思い出してみてはどうでしょうか。

第1話はこちら→https://kyouikukaikaku-2020.com/2020/02/06/57/
第3話はこちら→https://kyouikukaikaku-2020.com/2020/02/08/59/

 <Profile>


 藤川塾塾長、前連合総合生活開発研究所 主任研究員   藤川 伸治 氏


1957年生まれ。80年4月から2000年3月まで広島県公立中学校理科教員。在職中、休職して広島県教職員組合役員を務める。
その間に、95年8月、被爆50周年「1万人子ども平和集会」、96年から98年にかけてマレーシアなど東南アジアでの「原爆展」、97年稲垣吾郎主演「広島に原爆を落とす日(つかこうへい作)」広島上演、98年、広島県内の小中学生を対象とした「子どもの学習状況調査」などの企画を担当。
2000年4月から18年3月末まで日本教職員組合役員。その期間には、村上龍著「13歳のハローワーク」を全国の小中学校図書館に置く活動などを企画。公務員給与約5%引き下げ(05年)、公務員の労働基本権回復(07年~12年)、東日本大震災時を受けて実施された公務員給与10%削減、公務員の退職手当400万円引き下げ、自衛官を含む公務員の新しい年金制度の実現、非正規公務員の雇用安定・処遇改善に関わる法制度実現などの課題に関わり、人事院・厚労省・財務省・総務省・文科省との間で交渉・協議に携わる。
連合総合生活開発研究所(連合総研)が16年に公表した「日本における教職員の働き方・労働時間の実態に関する調査研究」の企画メンバー。藤川塾塾長として、子どもとのコミュニケーション力を高まる身体技法などを伝えている。著書に『みらいの教育~学校現場をブラックからワクワクへ変える』(共著、武久出版)、『熱血教員が過労死する本当の理由』(kindle)、『広島発 人権・平和教育』(共著、明石書店)、『これが平和学習だ』(共著、アドバンテージサーバー)『みらいの教育~学校現場をブラックからワクワクへ変える』


めっしほうこう


 <Profile>


熊本大学教職大学院 准教授
前田 康裕 氏


1962年、熊本生まれ。熊本大学教育学部美術科卒業。岐阜大学教育学部大学院教育学研究科修了。
公立小中学校教諭、熊本大学教育学部附属小学校教諭、熊本市教育センター指導主事、熊本市向山小学校教頭を経て、2017年より熊本大学教職大学院准教授。『まんがで知る 教師の学び』(さくら社)他著書多数。『まんがで知る 教師の学び』(さくら社)




■ 執筆者情報
森田恵【元小学校教師】
子どもが好きで、彼らをより笑顔にしたいという思いを抱き、教員を目指す。しかし、挫折。あまりにも上手くいかないことばかりで退職を考えるも、奮闘し、次第に毎日が楽しく変化する。子ども達からも「先生大好き!」と言われる日々を送る。そんな小学校教員時代の経験をもとに、学校現場での悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。現在は海外に移住し、子ども達に日本語を教えたり、日本の文化を伝えたりする活動を行っている。また現地校で日本の教育との違いを学び、それを日本の教育に活かす方法や感じたことを日々発信している。