どうしても大きな目標を立てがち…そして失敗&挫折。そうならないために。。。
1.手順の説明
以下において、「GRIT~やり抜く力」の「『なんでも必死にがんばる』のは意味がない」の要約を行い、それについて批評します。
まず順を追って要約し、必要ならば補足します。
次に重要ポイントを1、2点絞ってピックアップし、それについて自分の視点からコメントし、批評していきます。
主張は論理的に行い、必要に応じて証拠をつけて説明し、最後に全体を要約して結論づけ、まとめていきます。
2.本節のまとめ
・「やり抜く力」は、どれもこれも必死に追い続けることではない。(重要性の低い目標にまでしがみつかない。)
・ひたむきな努力は必要(考えている以上に長い時間をかけるべき。)だが、重要な目標を達成するための「手段」にすぎない目標にまで努力を続けても意味がない。
・最重要の目標のためには、下位の目標に関して臨機応変に態度を切り替える必要がある。
➀重要度の高い目標→インクで書く。(よく考え、納得したうえで書く。)
②重要度の低い目標→鉛筆書き。(訂正、削除、新しい目標設定のため。)
3.疑問に思ったこと
「(・・・)最重要の目標に向かって粘り強く努力を続けるには、ピラミッドの下位の目標に関しては、(矛盾するようだが)に態度を切り替える必要があることがよくわかる。」
この文を重要ポイントとし、下記に疑問を示します。
「上記の文はつまり、最重要の目標は変更しないが、その手段である下位の目標はどんどん変更すべきということだろうか。」
4.学びをどう生かすか
私もよく目標を立て、それにそって行動しています。
しかし、以前は目標を立ててもうまくいかないことばかりでした。
というのは、しょっちゅう最重要の目標を変えたり、逆に頑なに「絶対に達成するんだ!」と下位の目標の切り替えを行っていなかったのです。
その時は、最重要と下位の違いもつけておらず、ピラミッド型にもせず、同じ重要度をもって取り組んでいたので当然なのかもしれません。
今は、最重要の目標をしっかり考え抜いて立て、下位の目標は週ごとに見直し、臨機応変に変更をして行動につなげています。
すると、今まで上手くいかなかった目標がうまく立てられ、しかも達成率がぐっと上がったのです。
よく新年に目標を立てたり、新学期に目標を掲げますよね。
でも…学校にいた時は生徒の時も、教員の時も、一度も目標通りに達成できたことはありませんでした。
目標を立てて満足していたのです。
そしていつの間にか、その目標は忘れ去られ、年度末には達成できなかった罪悪感を味わい、「どうせ目標を立てたって意味がないんだ…」という自己嫌悪に陥っていました。
だからこそ、その目標達成法を多くの先生に実践してもらい、そのスキルを子ども達にも伝えていけたら、多くの子が自らなりたい姿になっていく、実現しまくるという面白いことがそこらじゅうの学校で起こるのではないか?!とワクワクしてしまいます。
多くの人が、「目標は変更してはならない」というなぜかおかしな信念をもっています。
でも、目標とは自分をより成長させるためのツール、道具です。
その道具を使いやすいように、自分でどんどんアレンジしていくこととは、考えてみれば当たり前なことですよね。
時間が限られている中、いかに効率よく、自分の力、能力を高めてけるのか。
またいかに自分のなりたいもの、手に入れたいものを得るような行動をしていけばいのか。
それは全て自分の中に答えがあるといいます。
時間はかかるかもしれません。
でも慣れて、使いこなせるようになれば、目標を立てることでどんどん変わっていく自分を知ることができます。
またどんどん変化していく子ども達の様子を目の当たりにすることができます。
あなたの最重要の目標は何ですか?
それに向けて、一歩ずつ進んでいきましょう。
5.まとめ
目標達成のツールは世の中にたくさん出回っています。
私も片っ端からためしていきました。
でも…達成できず。
目標を立てることは好きでも、達成できない目標を何回もいつまでも立てていることにだんだんと馬鹿らしくなってきたほどです。
それは「自分に能力がないからだ。」「自分は目標は達成できないんだ。」
そんな風にすら思っていました。
でも違ったんです。
その目標の立て方が間違っていただけなんです。
だから誰にでも達成することは可能なんです。
はじめて立てた目標が達成できた時の喜びは、あまりにも嬉しすぎて自分が信じられなかったほどです。
そしてそれを境に、自信がつき、自分のことが好きになってきました。
誰にでも目標は達成できます。
その目標が、人生をより楽しく、素敵なものにしていくのです。
■ 執筆者情報
森田 恵 【元小学校教師】
子どもが好きで、彼らをより笑顔にしたいという思いを抱き、教員を目指す。しかし、挫折。あまりにも上手くいかないことばかりで退職を考えるも、奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われる日々を送るようになる。そんな小学校教員時代の経験をもとに、学校現場での悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。現在は海外に移住し、子ども達に日本語を教え、日本の文化を伝える活動を行っている。また現地校で日本の教育との違いを学び、それを日本の教育に活かす方法や感じたことを日々発信している。