『ソース』
~小さな一歩を踏み出そう~の学びを生かす
1.手順の説明
以下において、「ソース 第14章 小さな一歩を踏み出そう」の要約を行い、それについて批評します。
まず順を追って要約し、必要ならば補足します。
次に重要ポイントを1、2点絞ってピックアップし、それについて自分の視点からコメントし、批評していきます。
主張は論理的に行い、必要に応じて証拠をつけて説明し、最後に全体を要約して結論づけ、まとめていきます。
2.本章のまとめ
・「小さな一歩」は今、楽にでき実行できる範囲を計画し、実行することだけが大切。(プレッシャーを感じたら、それは大きすぎる一歩。)後は勝手に道が開けていき、いずれ目的をかなえる。
・絶望を正当化するために人はいい訳をし、最初の一歩を踏み出す前に成功の保証を求めたがる。
<小さな一歩を踏み出すのに必要な要素。>
➀方向(自分が体験したいこと)
②小さな一歩(最初の行動)
③いつ(いつ行動するか)
④どこ(どこで行動するか)
⑤所要時間(どのくらい時間がかかるか)
⑥費用(どのくらい費用がかかるか)
⑦誰と(誰かと一緒にするひつようがあるかどうか)
・全てのワクワクに対して「小さな一歩」を同時に実行すると「奇跡のシナジー効果※」が起こり始める。すると次第にワクワクが収入に結び付いた理想の仕事があなたの前に現れ、理想のパートナーが引き寄せられる。しかし、そのシナジーの奇跡的なパワーは、ワクワクを百パーセント実行し、自分を百パーセント生かしている時だけに起こる。
3.疑問に思ったこと
「絶望を正当化するために人は言い訳をします。」
「小さな一歩の考えに従うと、言い訳ができなくなります。」
この2文を重要ポイントとしてピックアップします。
これをふまえ、下記に疑問を示します。
『実際に「小さな一歩」を踏み出せない人が多い。
著者はその理由として、その一歩が大きすぎる、または言い訳をしているからだと述べている。
では、その小さな一歩として、どのような行動をとればいいのだろうか。』
4.学びをどう生かすか
多くの人が「小さな一歩」の重要性を口にしています。
しかし、現状はそれを知識として「知っている」人と、実際に「行動する人」に分かれています。
当然ですがその知識を知り、「行動する人」は結果がすぐに出ます。
つまり「知っている人」の中で、結果を出したくても出せない人とは、著者は「言い訳をしている人」に当たると述べています。
小さな一歩の考えに従っていないから言い訳が出てくる、ともいえます。
ではその一歩とは、どのようなものなのでしょうか。
小さな一歩を踏み出すことの大切さは多くの著名人が述べています。
「夢や目標を達成するには一つしか方法がない。小さなことを積み重ねること。」
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」
(元メジャーリーガー イチロー)
彼の場合は、毎日のルーティンを積み重ねることがはじめの小さな一歩だったと言えます。
私の場合は、この記事を書き続けるためのはじめの一歩は、本を読むことでした。
しかもたった1ページです。
その次にパソコンに文字を打つことをし、最終的に毎日のルーティンワークとして習慣化していきました。
何かスポーツを始めようと思ったとき、道具からそろえるというのもはじめの一歩です。
それも抵抗があるようなら、ネットで調べることだけでも大きな一歩と言えます。
ここで言いたいのは、とりあえず何かしら行動にうつしてみようということ。
そうすれば、必ず道は開けていくのです。
教師として、どう生きていきたいですか?
その目指す理想の姿になるためのはじめの小さな一歩はなんでしょうか?
5.まとめ
教員時代の私はまさに「言い訳」の達人でした。
「時間がない。お金がない。やりたいけど、その時間を仕事につかわないといけない。夢なんてみてられない。」といった感じで常に言い訳をしていたのです。
しかし小さな一歩でよければ、この本を読んだ瞬間に、この記事を読んだその後すぐに行動できるはずです。
行動に移さないのはまさに「言い訳」です。
ただし難しいのは著者の言う、100%ワクワクを実行し、100%自分を生かすことができるかどうか。
そのために、まずは一つのワクワクの第一歩を踏むことが、全体の小さな一歩になります。
自分はこのままでいいのか、それとも一歩だけ踏み出して、今までと違う人生を歩むのか。
それほどにはじめの一歩は重要なのです。
人生の節々で、「小さな一歩」を踏み出してきていたら、全く違った人生になっていたのだろうと思わずにはいられません。
あなたが実践した後、子ども達にも『小さな一歩』の重要性を伝えてあげてください。
【参照】
※奇跡のシナジー効果
総和よりも、偉大な結果が全体として生じ、考えててもみなかったような素晴らしいことが起こるその効果。
■ 執筆者情報
meg【元小学校教師】
小学校教員の経験をもとに、学校現場での悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。