1日5分。自分のために時間を取れるかどうか…がカギ。
なぜ自分のために時間をとる必要があるの?
そんなことして何になるの?
まさにタイトルを見て思った人であれば、その人にとって1日5分だけでも自分の時間をとることで、人生が大きく変化します。
本当は30分、もっと言えば1時間取れたらなお良いと思います。
でも実際、忙しい教員の方にとってはそれは厳しいはず。
だからこそ、まずは5分でいい。
その時間を確保してほしいのです。
なぜここまでしてお勧めするの?
それは私が1日5分すら自分の時間をとることに抵抗があり、もし取ったとしても、思考がうるさくて、5分すらゆっくりできない人間だったのです。
それでも、何とか5分の時間を確保することが出来るようになった時、大きな変化を感じたのです。
もしあなたが自分だけの時間を5分でもとることができたら…
あなたは信頼を築けるだけでなく、
きっと私と同じように変化を感じられるようになるのではないかと思います。
でも…これが意外と難しいのです。
物事はシンプルだけど、難しいというのは本当だと思います。
でも必ず諦めなければできるようになります。
その大前提として、
その5分は今、その瞬間の自分だけの時間です。
まずは、誰にも邪魔されない時間の確保をしてください。
それができたら、携帯電話はもちろん、触らない方がよいかと思います。
もちろん、触ること自体は問題ないのですが、実際、デジタル機器は触ることによって、意識がそちらにもっていかれます。
つまり、自分の時間と言いながら、ついSNSを見てしまったり、メールの返信をしなくてはと思ったり、ついつい自分の時間から遠ざかってしまうのです。
さらにここからが、難しい人が多いのかなと思いますが、その5分の間、気分がよくないとしたらそれは自分の時間を取っているとは言えません。
おそらく、多くの人がそのたった5分が、何もしない5分が気分の悪い時間になるのではないかと思います。
それは思考がうるさくて、自分をせかしたり、自分を否定する声がすることがあるからです。
なので、もしそんな声がしたとしても、ただただ傍観してほしいのです。
おそらく、特に今、現代人はすぐに思考が過去や未来に行ってしまいがちです。
どういう言ことがというと、自分の時間といってゆっくりしたいと思っているにもかかわらず、頭の中で
「あ、あれしなきゃ」
「なんであんなことしちゃったんだろう」
「夕飯何作ろう」
「明日の授業準備がまだ終わってなかったな」
というように、常に思考がおしゃべりをしている状態になります。
実際に自分で思っている以上に、頭の中で思考は常におしゃべりをしているのです。
まずはそれがおしゃべりであるということを認識し、そこに一緒になっておしゃべりに参加しないことをお勧めします。
そのおしゃべりに参加している限り、あなたがいくら自分の時間をとったところで、結局は時間というものが過ぎていくだけで「何してたんだろう」という状態になってしまいかねません。
おしゃべりが始まったら、ただ傍観するということを心掛けてください。
または、何か没頭することができればその時間を自分の時間にしたり、ゆっくり温かい飲み物でも用意して、(用意するだけで5分すぎてしまいそうですが…。)
ゆっくり何も思考せず、ただただその飲み物を味わったり、ただただその瞬間、呼吸に意識を向けてみたり…とやってみるとよいかと思います。
または、せかされたり、否定的な言葉が出てこなくて、ワクワクできるのであれば、夢であったり望みを書いたり考えたりすることも自分のための時間と言えます。
そして5分取れるようになったら、だんだんと時間を長くしてみてください。
平日は5分、週末は30分と取れるときに長くとってもいいかと思います。
私自身、はじめは5分なんて簡単だよ。と思っていました。
ですが、実際はとてつもなく気分の悪い5分を過ごしていたのです。
でもそれこそ、思考のおしゃべりに付き合ってしまっていたので、何の意味もない時間になってしまったのです。
ぼーっとすることすら、私は自分に対して許してあげてなかったんです。
「ぼーっとしてたら、ダメ人間になる」
そんな言葉がずっと鳴り響いていました。
でもその声は、自分の言葉ではないんです。
過去に自分を守るために、自分の中に作り上げた思考の声だったのです。
でも、もう今の自分には、その声は必要ないのです。
それは幼い頃の自分を守るための言葉であり、大人になったあなたにはもう必要ないのです。
ただそこにいる。
ただ味わう。
ただ呼吸する。
ただ没頭する。
ただ好きなことだけをする。
ただ自分の時間を楽しむ。
あなただけの時間をあなたが取ってあげることで、
あなた自身が満たされていきます。
それが自分と繋がる一歩にもなります。
それが余裕を作るきっかけになります。
それが信頼を築くための始まりなのです。
自分のために時間を作るということは、自分のことを大切にする行為です。
以前も書きましたが、自分のことを大切にできない人は、他人のことも大切にできません。
「大切にしているつもり」になってしまうのです。
自分にはそのつもりがなくても、相手は残念ながらそう感じてしまうのです。
自分を大切に。
当たり前ですが、そんな当たり前が実際はとても難しいし、できているつもりになっている人がとても多いのです。
今一度、これをきっかけにご自身のことを考えてあげてください。
あなたが自分を大切にできた時、
あなたが自分のために時間を取ってあげた時、
あなたの人生は変化していきます。
あなたは信頼されるようになってきます。
一人でも多くの人が自分を大切にできるようになれば、学校は一瞬で変わってしまうのではないかと本気で思っています。
子ども達のために。
自分のために。
あなたの時間をあなたのために作ってあげてください。
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この度、電子書籍を出版することになりました。
良かったら読んでみてください。
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■ 執筆者情報■森田恵
子どもが好きで教員を目指すが、挫折。退職を考えるも奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われるように。そんな教員時代の経験をもとに、悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。結婚を機に、渡米。10年の小学校教師の経験を活かし、渡米後は日本語の家庭教師や、現地校にて日本の文化を伝え、日本語を教えて過ごす。現在3児のママ。2度の流産経験により、食や環境、ママの状態が子どもへ与える影響などに興味を持つ。さらに、意識によってもたらされる変化を日々、体感を通して実践している。