現在、世界には6,000校以上のリーダー・イン・ミー校があります。
導入国は、アメリカ、カナダ、ブラジル、オランダ、インド、パキスタン、コロンビア、中国など約60ヶ国に渡ります。
国が違えば、文化、宗教、言語はもちろん、学校の制度も異なります。
それでも普遍的な「7つの習慣」「リーダー・イン・ミー」は、今日も世界中の学校で広がり続けています。
今回は、そうした世界のリーダー・イン・ミー校の中から、パナマの学校であった本当のお話を共有させていただきます。
参考:パナマは日本の外務省のホームページ(2022年9月現在)で、「銃器を用いた凶悪犯罪が発生している」と、警告が出ている危険レベルが高い国の1つです。
ある10歳の男の子がパナマに住んでいました。
とても喧嘩っ早い子で、友達に暴力を奮うこともあり、10歳までに3校の学校から追い出されていました。
父親は犯罪に手を染め、刑務所に入っていました。
ちょうど父親が出所する頃、その子は4校目の学校、リーダー・イン・ミー導入校に通うことになりました。
しかし、登校初日、早速、問題が起こります。
学校の誰かと喧嘩し、相手を殴ってしまったのです。
先生と児童全員が集まり、その子について話し合いを行いました。
話し合いの内容は、「彼をどう処分するか」ではなく「彼をどうすれば助けられるか」でした。
みんな、彼には助けが必要なことが分かっていました。
そして「彼は変わる力を持っている」と信じていました。
子どもたちは、その子を支えるため、いくつかのグループを作ることにしました。
「勉強」を教えるグループ、「リーダーシップ」を教えるグループ、「学校での過ごし方」を教えるグループなどです。
学校全体で手を取り合い、その子を支え、信頼関係で結ばれた友達になれるように接しました。
10日後、彼は校長先生の元に行き、こう言いました。
「この学校は、今までの学校と違う。僕、この学校に、ずっといたい」
それから1ヶ月が過ぎた頃、彼の父親が学校にやって来て言いました。
「この学校がうちの息子に何を教えているかを俺は知らない。だけど、俺にもそれを学ばせてくれないか」
リーダー・イン・ミーの学習は、どんな環境でも、どんな人にでも効果的です。
それは、「7つの習慣」が普遍的であること、そして誰もが学ぶ力を持っているからです。
日本には41校のリーダー・イン・ミー校があります。
(簡易版のエントリースクール校も含む)
私たちはこれからも多くの子どもたちに、真のリーダーシップ教育を届けることをミッションに日々、活動を続けています。
変革を起こしたい学校関係者の皆様、教育内容をご検討中の教育委員会の皆様、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。
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