動画対談シリーズ『未来の教室』~渡邊 健 氏が語る~第9話:教職員のマンパワーだけに頼る学校教育には持続可能性はない

【更新日】 2020年7月4日(土) 学校の働き方改革と教師の学び方
動画対談シリーズ『未来の教室』~渡邊 健 氏が語る~第9話:教職員のマンパワーだけに頼る学校教育には持続可能性はない

教育委員会、現場に提言することが組合の役割


教職員のマンパワーだけに頼る学校教育には持続可能性はない


仕組みとして、子どもの声を聴く。
それがしたいのだといいます。
しかし、批判があるのも事実です。

教職員は、ゆとりをもって、
授業をしたいのが本音です。

また、持続可能な形に整えてほしいという願いもあるそうです。
組合としての役割についても語っていただきました。

詳しくはこちらの動画をご覧ください



現場の先生が孤立して一人で問題を抱え込まないように
なんでも話せるオンラインコミュニティ『心の職員室』を立ち上げます。

詳細はこちら↓
オンラインコミュニティ『心の職員室』

第1話はこちら→教職員間のハラスメント事案をどう受け止めるか
第2話はこちら→学校現場は疲労困憊状態
第3話はこちら→子どもたちがどう感じているかを聴くこと
第4話はこちら→同僚性を高め、安心して働ける職場づくりを
第5話はこちら→ボトムアップによる教育改革を
第6話はこちら→社会とのつながりを深め、開かれた学校組織を
第7話はこちら→ゆとりを生み出すための意識改革を
第8話はこちら→語り合いの中で生まれた提言


<執筆者の一言>


一貫して、当然なのですが『子ども』の声を大事にするということをお話してくださいました。教職員、組合、教育委員会、保護者…色々な立場の人間が、大人たちが、子ども達と関わり、その成長に影響を与えています。そのことを、改めて自分の身に置き換えて考えてみるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

 

 <Profile>


神戸市教職員組合 執行委員長   渡邊 健 氏


2000年に神戸市で小学校教諭として採用される。教室でのモットーは「元気があれば何でもできる」。
2015年より、神戸市教職員組合の専従役員として組合活動に従事する。超過勤務縮減など勤務・労働条件の改善のみならず,教育文化活動や社会貢献事業の重要性に気づき,発信し続けている。2019年より執行委員長。10月に発覚した神戸市立小学校における職員間ハラスメント事案を受け,「誰もが安心して過ごせる学校づくり」をめざし,組合員との対話や学識経験者と学びを深めている。2020年3月,子どもの権利条約の理念にもとづいた「誰もが安心して過ごせる学校づくり 提言」を発行。




 <Profile>


 藤川塾塾長、前連合総合生活開発研究所 主任研究員   藤川 伸治 氏


1957年生まれ。80年4月から2000年3月まで広島県公立中学校理科教員。在職中、休職して広島県教職員組合役員を務める。
その間に、95年8月、被爆50周年「1万人子ども平和集会」、96年から98年にかけてマレーシアなど東南アジアでの「原爆展」、97年稲垣吾郎主演「広島に原爆を落とす日(つかこうへい作)」広島上演、98年、広島県内の小中学生を対象とした「子どもの学習状況調査」などの企画を担当。
2000年4月から18年3月末まで日本教職員組合役員。その期間には、村上龍著「13歳のハローワーク」を全国の小中学校図書館に置く活動などを企画。公務員給与約5%引き下げ(05年)、公務員の労働基本権回復(07年~12年)、東日本大震災時を受けて実施された公務員給与10%削減、公務員の退職手当400万円引き下げ、自衛官を含む公務員の新しい年金制度の実現、非正規公務員の雇用安定・処遇改善に関わる法制度実現などの課題に関わり、人事院・厚労省・財務省・総務省・文科省との間で交渉・協議に携わる。
連合総合生活開発研究所(連合総研)が16年に公表した「日本における教職員の働き方・労働時間の実態に関する調査研究」の企画メンバー。藤川塾塾長として、子どもとのコミュニケーション力を高まる身体技法などを伝えている。著書に『みらいの教育~学校現場をブラックからワクワクへ変える』(共著、武久出版)、『熱血教員が過労死する本当の理由』(kindle)、『めっしほうこう』(明石書店)、『広島発 人権・平和教育』(共著、明石書店)、『これが平和学習だ』(共著、アドバンテージサーバー)


『みらいの教育~学校現場をブラックからワクワクへ変える』


めっしほうこう