毎日の口癖が
「忙しい!」
なんて方も多いのではないだろうか?
実際にとても忙しくて、教育改革によってさらに忙しさが増すことは目に見えている。
でも忙しくしているからといって、残念ながらその人が、仕事が出来る人かというと、それは必ずしも一致しないことがある。
では、「
仕事が出来る人」と「
忙しい人」の違いはなんだろうか?
個人的な視点から違いを比較してみたので参考にしていただけたらと思う。
1.『忙しい』のは有能?それとも無能?
「
忙しい人」は忙しければ、仕事が出来ると勘違いしている。
(忙しい=
有能だと感じる)
「
仕事が出来る人」は、自分は忙しいと思っていない。
仕事に追われているときは(忙しい時は)逆に、自分の管理が甘い、組み立てが悪いなど、自分に力がないと感じる。
(忙しい=
無能だと感じる)
2.時間の管理ができている?いない?
「
忙しい人」はいつも時間に追われている。
「しなければいけないこと」に追われている。
「
仕事の出来る人」は、時間の管理が出来ている。
いつ何をするのかが明確で、何にどのくらい時間がかかるのかの予想が立てられる。
時間に追われることなく仕事を進める。
3.整頓されている?いない?
机まわり、また教室環境をみたときに、
「
忙しい人」は、乱雑。汚い。
どこに何があるのか、探すことに無駄な時間をかけている。
「
仕事のできる人」は、整理整頓されている。
どこに何がるのかを一発で分かっているので、時間の無駄がなく、スムーズに仕事をこなすことが出来る。
また、自分のテリトリー以外、例えば職員のトイレだったり、職員室だったり、公共の場所の掃除を進んで綺麗にする。
4.仕事をどんどん引き受ける?受けない?
「
忙しい人」は、できるだけ仕事を受けず、自分のことに精一杯。
「
仕事のできる人」は、どんどん、どんな仕事でも引き受けていく。できないかもしれないと思っても立候補する。
自分の仕事だけでなく、全体に関わる仕事も進んで、しかも喜んで引き受ける。
それは、人に頼る方法も知っているから。
5.子どもにやらせず、何でも自分でやってしまう?子どもにやらせる?
「
忙しい人」は、何でもかんでも自分でやろうとする。だから、子どもの力が伸びない。
「
仕事のできる人」は、子どもを育て、子どもができる事はやらせる。
またフォローもうまいので、どんどん子どもたちが進んで物事に取り組むようになり、子どもの力を最大限に伸ばすことが出来る。
6.プライベートを楽しむ?時間もない?
「
忙しい人」は、プライベートの時間も仕事をしている。
または、仕事のことを考えている。心休まる時がないほどに、頭の中は仕事のことでいっぱい。
あれをしなきゃ!これしなきゃ!と常に考えている。
「
仕事のできる人」は、プライベートの時間がある。しかも楽しんでいる。
切り替えができるので、休みの時はもちろん仕事をしないし、プライベートに集中している。
7.プライベートが充実?プライベートもだらだら?
「
忙しい人」は、休みがあっても、趣味などなく、休息日として寝ていたり、ダラダラと過ごす。
「
仕事のできる人」は、プライベートはもちろん充実していて、休みの日でも趣味などをして楽しみ、リフレッシュしている。
8.忙しいことが好き?嫌い?
「
忙しい人」は、忙しいことが好き。忙しい人は仕事ができると思っているので、忙しい状態を望んでいる。
「
仕事のできる人」は、忙しいことが嫌い。どんなに仕事が多くても、それをいかに効率よく、早く片付けるかに力を入れる。
9.対応力がある?ない?
「
忙しい人」は、何かあった時に、対応しきれず、未解決のままにしたり、長引かせたりする。
「
仕事のできる人」は、何かあっても、すぐに対応できる。経験や学びでどう解決すればよいのかを知っているからすぐに対応できる。
また、何か起こる前にそれが起こらないような対応を事前に済ませている。
10.予想以上のことをする?想定範囲よりも低いところで終わらせる?
「
忙しい人」は、想定の範囲内でしか動けない。むしろ、その期待値よりも低いところまでしか到達しない。
「
仕事のできる人」は、期待以上のことをする。同僚、保護者の予想以上のことをするので、感謝もされる。
11.やらなくて良いことに時間をかけている?本当に必要なことだけ?
「
忙しい人」は、優先順位をつけられない。
時間をかけるべきところはサッサと終わらせ、どうでもいいことに時間をかける。
「
仕事のできる人」は、本当に必要なことを優先的にこなす。
雑務は、隙間時間を使ったり、効率よく済ませ、大事な時間をかけて考えることに徹底して取り組む。
12.仕事の取りかかりが早い?遅い?
「
忙しい人」は、とにかく取りかかりが遅い。その原因はおしゃべりだったり、資料を探すことに時間がかかったり、集中力が散漫していたりする。
「
仕事のできる人」は、すぐ取り組む。気持ちの切り替えも早い。
13.集中して取り組む?だらだら時間を過ごす?
「
忙しい人」は、集中せず、のんびり仕事に取り組む。または焦りながら仕事をする。
「
仕事のできる人」は、一気に集中して取り組む。
14.頼むことが上手い?下手?
「
忙しい人」は、自分で全て背負い込もうとする。全部自分でやろうとする。
「
仕事のできる人」は、誰に何を頼めばよいのかを知っている。
自分の仕事を減らすためではなく、より効率的に効果的に結果を出すために頼む人を選び、また頼み方もうまい。頼まれた方も快く引き受ける。
15.優先順位が低いものから取り組む?それとも高いものから?
「
忙しい人」は、なぜかあえて優先順位の低いものから取り組む。
「
仕事のできる人」は、もちろん、優先順位の高いものから取り組む。だから効率よく、速く仕事が終わる。
16.先手を打つ?やってきたことにその都度対応する?
「
忙しい人」は、その都度、起こることを処理する。または、後回しにする。
「
仕事のできる人」は、先に何が起こるのかを予想して行動する。またはそれが起こったら、どう対応するのかを事前に考えて準備している。
17.忘れっぽい?忘れない?
「
忙しい人」は、やるべきことに追われ、やり忘れが多い。
「
仕事のできる人」は、メモをして忘れないように心がけたり、その場でできる事をこなすので、仕事に漏れがない。
18.学んでる?学ぶ時間もない?
「
忙しい人」は、学ぶ時間がない。本も読まない。日々の生活に追われている。
「
仕事のできる人」は、学びの時間を作り、本を読んだり、セミナーへ通ったり、社会貢献活動をしたりしている。
最後に
ざっと、「忙しい人」と「仕事のできる人」の違いをあげてみた。
耳が痛い人も、これは違う!と否定したくなった方もいるかと思われる。
不快に思われた方がいたら、申し訳ない。
しかし、これはまさに私自身の変化だったのだ。
つらかった新卒一年目と、楽しくて仕方のなかった時期との違いを挙げてみた。
もう一つ、付け足すならば、
「
忙しい人」は、
仕事を『辛い』『苦しい』『楽しくない』『お金の為だけ』と考える。
「
仕事のできる人」は、
仕事を『楽しい』『ワクワクする』『お金には代えられない、生きがいともいえるもの』と考える。
のではないだろうか。
これを参考に、今の自分を振り返ってみるのも面白いかもしれない。
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