五感を常に意識すると、子どものサインに気づけるようになる?〜信頼される第一歩は自分次第〜

【更新日】 2024年5月25日(土) コミュニケション・外国語運用能

五感に意識を向けると、子供たちの変化に気づきやすくなる?

 

五感(ごかん)とは、人間が外から情報を受け取るための五つの基本的な感覚であり、

 

そして、それは次の五つの感覚だということも
ご存知だと思います。

1. 視覚
 目を通じて光や色、形を感じ取る感覚。

2. 聴覚
耳を通じて音や振動を感じ取る感覚。

3. 嗅覚
鼻を通じて匂いを感じ取る感覚。

4. 味覚
舌を通じて味を感じ取る感覚。

5. 触覚
皮膚を通じて触れたものの圧力や温度、痛みなどを感じ取る感覚。

 

また、五感とは

『五感を通じて、人間は周囲の環境を認識し、適応することができます。
五感は日常生活や学習、危険の回避など、多くの場面で重要な役割を果たしています。』

とあります。

 

さて果たして今、
あなたは五感にどれだけ意識を向けているでしょうか?

忙しすぎる現状。
やらねばならぬことが山ほどある。

そんな中、自分の「五感」に委ねる時間は
ほぼ皆無…。

そんな現実を送っていませんか?

私は決して
それを責めているのではありません。

むしろ
人間として備わっている感覚機能を
有効に活用しないのは
もったいないと思っているのです。

もったいない、というより
本来の力を発揮できなくさせているのは
周りの環境ではなく、
自分であることを思い出して欲しいのです。

唯一変えられるのは、自分。
そんな言葉を聞いたことがあると思います。

騙されたと思って
一日数分でもいい。

たった1分でもいい。

「五感」に意識を向ける時間を
意識的に作ってみてください。

難しいことではありません。

でも…
すぐに頭の声が「そんなことして、何になる?」と
ツッコミを入れらるかもしれません。

それでも試して欲しいのです。

何も考えずに、
ただ五感に意識を向ける。

忙しい中の
給食の一口を存分に味わう。
外に出た時に、そよ風を感じる。
道端の花の匂いをかいでみる。
空を見上げてみる。
子どもと手を繋いだ時に、そこに意識を向けてみる。
教室の中の子どもたちの声に耳を澄ましてみる。

どれもそんな時間を取られることではなく、
瞬間的に出来ることです。

それをして意味があるのか?
と聞かれるかもしれません。

正直、それは分かりません。

ですが、私の経験上から伝えられることではありますが、
子どもたちの伝えたいことを受け取りやすくなります。
些細な変化や心の微妙な動きを察知しやすくなります。
疲れにくくなります。
やらねばならないことが、思った以上にパッと出来てしまいます。

このように自分の五感に意識を向けるようにすると、
変化が起こります。

あくまでも、私の感覚ですが
それでも行き詰まった時の突破口になったのは言うまでもありません。

地味ではありますが、
当たり前に備わっているもの、
今回でいえば五感を
使いこなしていく。

そうすることで、本来の自分の能力であったり、
人との関係を結ぶための信頼であったり、
そういったものを
無理やりではなく
自然と身につけていけるのではないでしょうか。

忙しい時ほど、
五感に意識を向けられません。

なぜなら
それを無意味だと感じてしまうからです。

外側の情報はもちろん必要です。
SNSやテレビ、本、どこからか聞いたこと…。

ですが、自分の中で感じて得られる情報に
もっと目を向けて
もっと大切にしていった方が良いのではないのでしょうか。

そうでなければ、
あなたがあなたでいる理由がないのではないでしょうか。

あなたが感じる感覚をもっと大切にした時、
もっと生きやすく、
もっと楽しく、
もっと望む教員生活が送れるのではないかと思います。

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■ 執筆者情報■森田恵
子どもが好きで教員を目指すが、挫折。退職を考えるも奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われるように。そんな教員時代の経験をもとに、悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。結婚を機に、渡米。10年の小学校教師の経験を活かし、渡米後は日本語の家庭教師や、現地校にて日本の文化を伝え、日本語を教えて過ごす。現在3児のママ。2度の流産経験により、食や環境、ママの状態が子どもへ与える影響などに興味を持つ。さらに、意識によってもたらされる変化を日々、体感を通して実践している。