自分の人生を生きると、疲れない!

【更新日】 2024年9月26日(木) コミュニケション・外国語運用能

自分を主語にするだけで、力が湧いてくる。


子ども達はいつも、一生懸命、ですよね。

そして、子ども達と関わっているあなたも、
学校という場で働いている方たちも皆、
一生懸命に仕事をしています。

特に教員の方は一生懸命というより、必死で、
どうにかしたい!という想いで、
目の前の子ども達に対して、
真剣に向き合っていると思います。

私も、真剣に、一生懸命に子ども達と向き合っていました。

でも私の場合、一生懸命にやっていたけど、
疲れ切っていたのです。
必死で、真剣だったけど、
疲弊していました。

そこなんだと思うんです。
今の教員の方たちももちろん、
これを読んでくださっている方たちももちろん、
真剣に向き合ってる方ばかりです。

でも疲れ切ってませんか?

これって…
おかしくないですか?

だって、頑張って、真剣にやって、一生懸命にやっているのに、
自分が疲弊してしまっている。

一生懸命に取り組むことは、素晴らしい。
でも…
苦しくないですか?
無理してませんか?
我慢していませんか?

つまり、一生懸命に力を注ぐ場所が
ずれてしまっているのではないかと思うのです。

Todoリストはもちろん大事です。
自ら「やります」と声を上げ、率先してやることも大事です。

でも、教員の仕事は、
子ども達と関わる仕事は、
他の仕事以上に
終わりがありません。

突き詰めようと思えば、いくらでも時間もお金もかけられてしまう。

やってもやっても満足できないこともしばしば。

もちろん、それがモチベーションとなって、頑張れる時もある。

でもそんな時ばかりじゃない。
そう、私は思います。

子ども達が大事なのは当たり前です。

でもその前に、何度もここでお伝えしているように、
自分のことも、同じように大事にしてあげてください。

ちゃんと、ご自身の人生についても考えてあげてください。
ちゃんと、ご自身の身体についても考えてあげてください。

とはいえ、自分のことを大事にしたいと思っても、、、
忙しすぎてそれどころじゃない…そうですよね。

それならば、感覚を変えてみる事をやってみると良いかもしれません。

一つの方法として、
どうしても「やらねば」ならないことに追われている時に
捉え方、考え方、視点を変えてみてはどうでしょうか。

例えば「子ども達が困らずにうまく出来るように授業の準備をしておこう」と取りかかるかと思います。

そこをあえて「私が、分かりやすく伝えられるように準備をしておこう」と変えるのです。

つまり、主語を必ず自分に置き換えます。
「子ども達が困らずにうまく出来て欲しい」のは、子ども達、
もちろんそうなのかもしれませんが、そもそもそう思っているのは「私」なのです。

私が、私のために行動する。
そうやって主語を変えるだけで、
力が湧いてきます。

なぜならば、そこに責任が伴うからです。

些細なことです。
些細なことだけど、このように主語を自分にして生きるだけで、
主体的に、能動的になってくるのです。
そして、不思議と疲れにくくなります。
これは私の経験上、そう言えます。

それはきっと、自分で「決めた」から、
結果がどうであろうと、
疲れないのかもしれません。

そうはいっても、自分で決めたいけど、
やる気が出ない時だってありますよね。

本当は授業準備をする余裕なんてない。本音はやりたくなくて、寝たい。
そんな時もあるかと思います。

そんな時は、ちゃんと一旦、自分の本音を受け入れてください。
嘘なんてつく必要はありません。

もちろん、同僚や保護者に「寝たい」なんて本音は言えないと思うので、
ご自身の中で、ちゃんと分かってあげれば良いだけです。

ではその時は、「やらねばならない」けど、「やりたくない」時は、
「私はやりたくない。私は寝たい。
でもやらねばならないから、私は頑張る」としてあげれば良いんです。

一旦本音を認めて、自分を主語にして行動すること、意識することが習慣化されてくると、
自分の人生を生きられるようになるのです。

そうすると、自分で決めた道を自分で生きることになります。
そうすると、自分の人生を生きることになります。

だから力が湧いてくるし、
疲れないし、
自分の人生を生きているから、自分への信頼度が高まり、
そうすると人から信頼されるようになります。

私は自分の人生を生きているつもりでいました。
でも…結局「つもり」だったんです。
いつも「自分以外の誰か」が主語だったんです。

それが、自分を主語にするようになってから変わってきました。

今でも、自分を主語にするように意識しています。
「子ども」がぐずるかもしれないから、先回りして準備しておこう。ではなく、
「私」が子どもがぐずると困るから、先回りして準備しておこう。
にするんです。

自らの判断で、動く。

他人のことなんて、その人以外
誰もわからないんです。

自分がそうした方が良いと思うから、動く。

そうやって自分を主語にすることを意識して、
その時、その後のご自身の内側を観察してみてください。

また、その変化を感じてみてください。

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■ 執筆者情報■森田恵
子どもが好きで教員を目指すが、挫折。退職を考えるも奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われるように。そんな教員時代の経験をもとに、悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。結婚を機に、渡米。10年の小学校教師の経験を活かし、渡米後は日本語の家庭教師や、現地校にて日本の文化を伝え、日本語を教えて過ごす。現在3児のママ。2度の流産経験により、食や環境、ママの状態が子どもへ与える影響などに興味を持つ。さらに、意識によってもたらされる変化を日々、体感を通して実践している。