自分を大切にする。それが信頼されるコツ。

【更新日】 2024年11月28日(木) コミュニケション・外国語運用能

大切にしてくれたら、人は信頼を寄せる。

自分を大切に扱ってくれたら…
普通なら、そこにどんどん信頼関係が生まれてきます。

これは子供でも分かりますよね。

ではなぜ、信頼関係が結べないと悩んでしまうのでしょうか?
子どもを大切にしてあげたら、信頼関係が築けるのなら、それは簡単なことなのではないでしょうか。

でも、うまくいかない。
それはなぜなのか。

それは大前提が抜けてしまっているからではないかと思うんです。
つまり、相手をいくら大切にしたところで、まずは自分のことを大切にしていないと人は無意識にバランスを崩してしまうんです。

自分を大切にしないから、信頼されないんです。
私もその1人でした。
子供達との信頼関係を結びたい。
でもなかなかうまくいかない。

なぜなら、私は自分自身のことを置き去りにして、子供達と接していたからです。

自分の身体が、心がボロボロになっても、そんなのは無視して、目の前の子どものために必死で頑張る。
それは一見、良いことだと思われがちです。
でも…そんな状態では、自分を大切にしているとは言えず、結局、信頼関係を結ぶことは難しかったんです。

ではどうすれば良いのでしょうか。
自分を大切にすれば良いんです。

とはいえ、それが難しい環境の方もいると思います。

過去に、私は校長先生と保護者の前で頭を下げました。

もちろん、問題があったのは私です。

でも、私は必死に、毎日を過ごしていました。
睡眠3時ほどで、深夜まで仕事をして、朝4時に学校に行く。そんな異常とも言えることをしていました。

そして、私はあの面談の瞬間、自分を責めることしかできなかったんです。
生きている価値がないと思いました。

子供達のために…と頑張りすぎる教員の方は、弱音を吐けない人も多いと思います。
自分の責任だ…と自分を責めてしまう人も多いのではないでしょうか。

でもそんな状況からでも、変われるんです。
自分を責めていても、何も変わらないんです。

ちゃんと自分のことも大切にしてほしいんです。
それが、1番の近道なんです。

人として、大切なあなたに、せめて自分だけは自分の味方でいてほしい。

そして声をかけてあげてほしい。
私はよく頑張ってる。と。
えらいね。と。

海外では、当たり前ですがそんなに頑張る人はいません。
だったらさっさと仕事を変えてしまいます。

頑張ることはもちろん、大切なことです。
でも、ちゃんと自分の身体と心の声だけには従ってほしいのです。

何もしない時間を作って、ぼーっとして、好きなことをする時間を取って、きちんと自分のケアをしてあげてほしいのです。

人は誰しも、本来は大切にされる存在です。

なぜなら、赤ちゃんはほぼ無条件に大切にされています。
ではなぜ、大きくなると大切にされなくなってしまうのでしょうか。

それは自分自身が、自分を大切にしなくなってしまうからです。
赤ちゃんは自分のことを大切にしているから、大切にされるのです。

あなたは、本来、大切にされる存在です。

それを忘れることなく、日々過ごしてください。
そうすれば少しずつ、毎日が変わっていきます。

大変で仕事に追われている日々が、
余裕があって、楽しめる日々に変化していきます。

不思議な話ですが、全て自分の捉え方、自分に対する捉え方次第なのです。
あなたはどんな教員生活を送りたいですか?
 


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■ 執筆者情報■森田恵
子どもが好きで教員を目指すが、挫折。退職を考えるも奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われるように。そんな教員時代の経験をもとに、悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。結婚を機に、渡米。10年の小学校教師の経験を活かし、渡米後は日本語の家庭教師や、現地校にて日本の文化を伝え、日本語を教えて過ごす。現在3児のママ。2度の流産経験により、食や環境、ママの状態が子どもへ与える影響などに興味を持つ。さらに、意識によってもたらされる変化を日々、体感を通して実践している。