あなたは何か、信頼関係を結ぶために意識していることはありますか?
私が以前、意識していたことをお伝えしようと思います。
題名にもあるように、「望みを、欲求を出していこう」ということです。
このブログでも何度かお伝えしていることですが、実際にご自身でやっていますか?
私自身は、「そんな勝手なことをしてはいけない」という思い込みが強くあったので、
全てうまくいっていて、子供との信頼関係がとても羨ましい先輩の教員の方からのこのアドバイスを中々実践できずにいました。
でもどうにもならなくて、藁をもすがる気持ちで実践してみたんです。
ただ、「こうなったらいいな」を思い浮かべるだけ。
それならふとした時、不快を感じた時、「?」と疑問が湧いた時、サラッとやり続けたんです。
たったそれだけなのに、気づいたら子どもたちと本当に仲良くなって、まさに信頼される教員になっていました。
それは子どもたちだけでなく、保護者からも、同僚からも、です。
ちなみに、子供達を見て、我慢ばかりする子になったらどうですか?
親や教員、大人からしたら、我慢して大人しい子と接するのは楽かもしれない。
でも…人間として、つまらない人間になるのは見えているし、感情を出さないのはまるでロボット。
私たち大人は、子供そういった無邪気な部分を押さえつけさり、ダメだと教えるのではなく、
本来はその無邪気な部分を認めてあげて、さらにそこを伸びしていくことが仕事ですよね。
大人になった時に、「あの人は認めてくれた。」
そんな大人が1人でもいたら、その子はどうにでも生きていけるんです。
だからまずは、あなた自身の無邪気なぶぶん、欲求を出していって欲しいのです。
手本となるんです。
何もそれを言葉にだして、実行したら良いとは言っていません。
それをただ、あなたの中で、自分を認めてあげて欲しいのです。
「私はこれが欲しいな」
「私はあれがやりたいな」
「あ、なんか暑いな。でもいっか。我慢しよう」
そんな風に、ただ出してあげて、否定せずに認めてあげる。
そして、できることがあるならやってあげる。
例えば、暑いな。と思ったら窓を開けたり着替えたり…できますよね?
そうやって、日常をもっと自分に意識を向けて、意識して生きると自分が信じられるようになってきます。
さらに、これは、自分を大切にする行為ですので
自分を大切にしていると、不思議と信頼されてくるのです。
私がそうでした。
自分に我慢をさせて、否定をしていた頃、子供達は荒れに荒れました。
でも…自分の無邪気さを認めて、ただ受け入れてあげたら、次第に子供達の関係性が改善されて、私にとっても、子供達にとっても心地の良いクラスになったのです。
そんな子たちは、これからどんな風に成長していくか、それは容易に想像できると思います。
実際にその状態で関わっていた子たちと会った時、自立して、自分を大切にして、信頼関係を自分たちで結んでいるその姿を見ることができたんです。
信頼の中で育てば、その子は満たされます。
その中に、我慢する人がいたら…敏感な子たちは何かを感じています。
もう自分を責めるのはやめてください。
もっと自分の気持ちに素直になってください。
信頼への最短距離は、自分を知ることから、です。
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