自分に対して、どんな言葉を浴びせていますか…?

【更新日】 2024年10月26日(土) コミュニケション・外国語運用能

言葉のシャワー。自分にはどんなシャワーを浴びせていますか?

前回の記事に、言葉についてシェアしました。

言葉を聞けば、その人の生き方が見えてくる?

子どもに対しては、意識して言葉を使っている方は多いのではないかと思います。

では自分に対してはどうでしょうか?

「はぁ~、やることが多すぎる。
なんで私はこんなに仕事が遅いいんだろう。」
そんな風に、言ってしまうことはないでしょうか。

「同僚との関係がうまくいかない。
いつも人間関係の悩みがつきないな…子どもにもっと集中したいのに。」
こんな風に思っている方もいるのかもしれません。

それを続けると、そんな自分を認めてしまい、
余計に「仕事が遅い」自分になっていってしまいます。

余計に「人間関係の悩みがつきない」自分になっていきます。

だからといって、無理やり、「いや、私は本当は仕事が早いんだ!」といって頑張る。
それはそれでよいのかもしれません。

そんな言葉のシャワーを浴びせることも、有効な手立てなのかもしれません。

でもその言葉に今度は押しつぶされ、自分を見失い、もっと疲弊していく…そんな姿を幾度となくみてきました。

そうではなく、
物事には両面あることを知って欲しいのです。

「仕事が遅い」と感じるのであれば、「仕事をとても丁寧にする自分」なんだと思うのです。
実際そうですよね。
遅いと周りと比べた場合(比べることに意味なんてありませんが…)
丁寧に仕事をしていると、スピードという面でいえば落ちていきます。

でも結果として、どっちが良いのかはその状況をみなければ分かりません。

なので、「私は仕事を丁寧にする」自分であることをまずは自覚すればいいのです。

そして、「丁寧に仕事をする私」という言葉のシャワーを存分に自分に浴びせてあげればいいのです。

そのうえで、フラットに戻った状態で、もしもう少しできることを増やしたいのであれば、どうすればよいのか。なりたい姿から逆算んしてやることを考えていけばよいのです。

「人間関係の悩み」についても、同様です。
その両面を見ていけばいいのです。

なぜ同僚との関係がうまくいかないのか?
自分が考える限り、自分のコミュニケーションが問題だとする。
自分は伝え方が下手だと思っている。

でもその場合、下手なことは悪い事だという思い込みがあります。
伝え方が下手な人であっても、誠心誠意伝えようとしている人はとても魅力的です。
さらに、そんな人は、うまく伝えられる人よりも、信頼されるケースが意外と多いのです。

なぜならそこに、本気度が見えるからです。
一生懸命に話す人を無下に扱う人であれば、その程度の人なのです。
むしろ自分ではなく、相手の問題であり、その方とは距離を取っていくようにしていくしか方法はないのではないでしょうか?

「本気で誠心誠意伝える私」という言葉を自分にたっぷりとかけてあげてほしいのです。

このように、自分にとってダメだと思う部分であれば、それを改善するようにしていく方法もありますが、こんな風に、もう一つの別の面からみていく方法があるんです。

ポジティブがいい、ネガティブはダメ。
長所はいい、短所はダメ。
それすら思い込みなのです。
どっちがいいなんてことは本来はないのです。

自分の両面、物事の両面を見る癖がつくと、いちいち落ち込まず、自然と解決のための手立てを考えられるようになります。

むしろ、自分にとってマイナスだと思っていた部分に光が当たった時、本来の力が発揮され、本当の意味で人生が楽しくなってくるし、何事もうまくいきだすのです。

両面をみて、自分が喜ぶ言葉を自分にたくさんかけてあげてください。
それが出来るのは、他の誰でもない、あなた自身ができることなのです。


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■ 執筆者情報■森田恵
子どもが好きで教員を目指すが、挫折。退職を考えるも奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われるように。そんな教員時代の経験をもとに、悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。結婚を機に、渡米。10年の小学校教師の経験を活かし、渡米後は日本語の家庭教師や、現地校にて日本の文化を伝え、日本語を教えて過ごす。現在3児のママ。2度の流産経験により、食や環境、ママの状態が子どもへ与える影響などに興味を持つ。さらに、意識によってもたらされる変化を日々、体感を通して実践している。