南の島からの働き方改革通信(No.2,5月6日号)
4月のうちにもう何度働き方改革について、あるいはそれに触れている公文を見たでしょうか。
・ピールフルプラン(沖縄県教委発出働き方改革推進策)のリーフレット、校内で配って全職員で確認してくださいよー!
・学校評価アンケート(9月と12月に2回実施する教職員対象のもの)に働き方改革の項目入れてくださいよー、肯定的回答80%目指してくださいよー!
・評価システム適正にやってくださいよー、クレーム出たり先生方のモチベ下げるような評価しないでくださいよー(このシステム自体がそぐわないので言われたところで無理なのですが)!
など、結構いい感じで県教委から現場にしつこく届いています。
文書によると、7月に働き方について任意のアンケートも実施する予定だとか。
質問、相談、意見、聞いてくれると書いてあります(すごいですよね)。
さて。
行政の焦り対岸のごとく、相変わらず慣例前例言われるがまま、それどころかさらにやりすぎてしまう現場の雰囲気が根強いように感じます。
あちこちからそう聞こえてくるんですよ。
どうでしょう、アップデート、してますか?
引き算、してますか?
業務改善の風、職員室に届いてますか?自ら吹かせてますか?
現場で最低限そろえたいことを、書きまとめます!
⭐︎必携!私たちのピースフルリスト(ピースフルプランが計画書、リストがあの50項目です、私はプリントアウトしてあえて紙で持ってます)
→各学校、各個人レベルで積極的な「引き算」「手放す」改革が必要。本業は「授業」と「生徒支援」。
①時間対効果を考える。
どんな教育活動にもそれなりの教育効果はある、時間ばかりかかって効果が小さなことからリストアップして「辞める」。検定も。
②教育課程を優先。
部活動は教育課程外。部活ありきの教育課程編制になっていないか注視。授業が最優先。部活動は一部の生徒の活動。全生徒対象の授業にこそ、教師が最も責任とプライドを持って取り組むべき。この優先順位を間違えない。
③授業に注力できる環境づくり
「生徒のため」はもはや呪い。現在の教育課程、行事計画で授業準備、評価を十分にできる時間はあるのか。執務時間の確保を。業務がはみ出す日は勤務の割り振りで超過勤務の調整を。
④生徒指導は終わり、生徒支援へ。
時代にあった校則改革。身なり点検や眉剃り指導などを手放せたことで無駄な指導に費やす時間が大幅減。形だけのしつけ、統率を取りたいだけの全体主義的生徒指導は時代錯誤(昭和100年教育)。不適切な関わりを減らすことで多くの生徒の安心と安全を温める→不登校も減る。全体指導ではなく、一人との対話を。教師の人権感覚が大きく問われる。
いかがでしょうか。
荷物が軽いと歩きやすいし、歩くことも気持ちがいいものです。
そんな気持ちで子どもたちと一緒に私は歩きたい、だから諦めずに業務改善、声を上げ続けます。