声が通らない日は、指導もうまくいかない

【更新日】 2026年2月14日(土) コミュニケション・外国語運用能

喉ではなく、身体の問題かもしれない

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「今日は声が出ないな」
「何度言っても、通らないな」
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そんな日はありませんか。
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同じ言葉を使っているのに、
いつもと反応が違う。
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すると、
「言い方が悪かったかな」
「もっとはっきり言うべきだったかな」
と考え始めます。
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でも、
原因は話し方以外にあることも多いのです。
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声は、努力量に比例しない

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声を通そうとすると、
無意識に力が入ります。
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お腹に力。
喉に力。
身体を前に出す。
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でも、
頑張れば頑張るほど、
声が教室に広がらないことはないでしょうか。
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それは、
声が「出ている」だけで、
通るための通り道が確保されていないからです。
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声の通り道は、身体全体にある

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声は、喉だけで作られているわけではありません。
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呼吸。
胴体。
背中。
姿勢。
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身体に余白があると、
声は自然に広がります。
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逆に、
身体が固まっていると、
声は上に詰まり、疲れるのに届かない。
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緊張している日は、背骨が動いていない

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忙しい日。
気が張っている日。
うまくいかないことが続いている日。
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そんな日は、
背中や腰が固まりやすくなります。
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背骨の動きが小さくなると、
呼吸も浅くなり、
声は「胸から上」だけで出るようになります。
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その結果、
喉だけが働かされる。
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声が通らない日は、「身体からの合図」

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ここで、見方を少し変えてみます。
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声が通らない=
「もっと工夫しなさい」
ではなく、
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「これ以上、力を使わないで」
という身体からの合図かもしれません。
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頑張りすぎている日に、
無理に声を出そうとすると、
疲れだけが残ります。
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できることは、とても小さい

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大きな改善はいりません。
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・一度、息を吐く
・足の裏に体重を感じる
・背中に、ほんの少し余白があるかを感じる
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それだけで、
声の出方が変わることがあります。
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声を「出そう」としなくても、
通り始めることがあるのです。
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おわりに

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指導が通らない日、
自分の力量を疑わなくていい。
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声が出ない日、
努力不足だと思わなくていい。
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その日は、
身体が「少し休ませて」と伝えているだけかもしれません。
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その声に気づける先生は、
もう十分、教室を大切にしています。


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■ 執筆者情報■森田恵
子どもが好きで教員を目指すが、挫折。退職を考えるも奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われるように。そんな教員時代の経験をもとに、悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。結婚を機に、渡米。10年の小学校教師の経験を活かし、渡米後は日本語の家庭教師や、現地校にて日本の文化を伝え、日本語を教えて過ごす。現在3児のママ。2度の流産経験により、食や環境、ママの状態が子どもへ与える影響などに興味を持つ。さらに、意識によってもたらされる変化を日々、体感を通して実践している。