イラっとした瞬間、どうする?教師のための3ステップ

【更新日】 2026年5月9日(土) コミュニケション・外国語運用能

試して欲しい3つのステップ

イラっとした瞬間、止まれなかったことはありませんか?
⁡
「静かにして!」
⁡
気づいたら、
思ったより強い声が出ていた。
⁡
子どもが黙ったあと、
⁡
教室に残る、あの空気。
⁡
言い過ぎたかもしれない。
でも、どうすればよかったのかわからない。
⁡
そんな経験はないでしょうか。
⁡
⁡
⁡
⁡
教師という仕事は、
⁡
「反応」の連続です。
⁡
次から次へと起こる出来事に、
瞬時に対応し続ける。
⁡
授業を進めながら、
子どもの様子を見て、
トラブルにも対応して、
時間も気にしている。
⁡
しかも、こちらが疲れていても、
教室は待ってくれません。
⁡
だからこそ、
⁡
余裕がなくなると、
頭より先に、身体が反応します。
⁡
⁡
⁡
呼吸は浅くなり、
肩に力が入り、
視野も狭くなる。
⁡
すると、
⁡
子どものちょっとした態度や言葉にも、
強く反応しやすくなります。
⁡
本当はそこまで怒りたいわけじゃない。
⁡
でも、止まれない。
⁡
気づいたら、
強い言葉が出ている。
⁡
⁡
⁡
⁡
そしてあとから、
⁡
「また怒ってしまった」
「もっと落ち着いて言えたはずなのに」
⁡
そうやって、自分を責める。
⁡
⁡
⁡
⁡
でも実は、
⁡
この状態のときに
「冷静になろう」「考え方を変えよう」としても、
なかなかうまくいきません。
⁡
なぜなら、
⁡
「考え方」より先に、
身体そのものが緊張しているからです。
⁡
⁡
⁡
⁡
だから必要なのは、
「正しい対応」を増やすことより、
一度、自分の身体に戻ること。
⁡

⁡
そのために、ぜひ試してほしいことがあります。
⁡とてもシンプルな、3つのステップです。
⁡


⁡

① 足と背骨を感じる

⁡
まず最初にやるのは、「考えること」ではありません。
⁡身体です。
⁡
足の裏が床についている感覚。
背骨が立っている感覚。
⁡
ほんの一瞬でいいので、そこに意識を向けます。
⁡これだけで、少しだけ「今ここ」に戻ることができます。
⁡
戻ると何がいいのか。
⁡
冷静に、その場に適した言葉が出やすくなります。
つまり、落ち着いて、通常のあなたで接することができるのです。
⁡
そうすると、対応が変わります。
⁡


⁡

② 呼吸を1回だけする

⁡
次に、呼吸を1回。
⁡深く吸って、ゆっくり吐く。
⁡たった1回でいいです。
⁡
ポイントは、「ちゃんとやろう」としないこと。
1回だけ、やる。
それだけで、身体の緊張が少しゆるみます。
⁡
緩むと、仮に間ができても子供たちが落ち着いて話を聞くようになります。
⁡
⁡

③ 言葉を選び直す

⁡
そして最後に、言葉。
⁡ここで初めて、「どう伝えるか」を考えます。
⁡
同じ注意でも、
⁡
・感情のまま出た言葉
・一度整えてから出た言葉
⁡
これは、相手への届き方が大きく変わります。
⁡


⁡
例えば、
⁡
「いい加減にしなさい!」ではなく、
「今は何をする時間かな?」と伝える。
⁡
ほんの少しの違いですが、
関係性には大きな差が出ます。
⁡
どうしても、待たせては行けない。
早く次の指示を出さなくては。
と思いがち。
⁡
でもほんのわずかな時間を、
自分を整えることに使う。
⁡
それだけで、言葉の選択が変わります。
そして、言葉だけでなく、その言葉から発する雰囲気や伝わり方も変わっていくのです。
⁡


⁡
実際の現場では、
⁡
この3ステップを思い出す余裕すらないこともあります。
⁡
気づいたら怒っていた、
言い過ぎてしまった、
⁡
そんな日も、当然あります。
⁡
でも、それでもいいんです。
⁡


⁡
大切なのは、「できたかどうか」ではなく、
一度でも思い出せたかどうか。
⁡
1日の中で、たった1回でも
この流れを挟めたなら、それは確実な変化です。
⁡

⁡
教師という仕事は、
⁡瞬間の連続です。
⁡
その一つひとつの『反応』が、
教室の空気をつくっていきます。
⁡


⁡
だからこそ、
⁡イラっとした瞬間に、
⁡ほんの少しだけ立ち止まる。
⁡


⁡
足を感じて、
呼吸をして、
言葉を選び直す。
⁡


⁡
たったこれだけで、
⁡あなた自身も、
子どもとの関係も、
⁡少しずつ変わっていきます。
⁡


⁡
「うまくやる」よりも、
「一度戻る」。
⁡
その積み重ねが、
⁡
教室を、そして自分自身を整えていきます。


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■ 執筆者情報■森田恵
子どもが好きで教員を目指すが、挫折。退職を考えるも奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われるように。そんな教員時代の経験をもとに、悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。結婚を機に、渡米。10年の小学校教師の経験を活かし、渡米後は日本語の家庭教師や、現地校にて日本の文化を伝え、日本語を教えて過ごす。現在3児のママ。2度の流産経験により、食や環境、ママの状態が子どもへ与える影響などに興味を持つ。さらに、意識によってもたらされる変化を日々、体感を通して実践している。