イラっとした瞬間、どうする?教師のための3ステップ
試して欲しい3つのステップ
イラっとした瞬間、止まれなかったことはありませんか?
「静かにして!」
気づいたら、
思ったより強い声が出ていた。
子どもが黙ったあと、
教室に残る、あの空気。
言い過ぎたかもしれない。
でも、どうすればよかったのかわからない。
そんな経験はないでしょうか。
教師という仕事は、
「反応」の連続です。
次から次へと起こる出来事に、
瞬時に対応し続ける。
授業を進めながら、
子どもの様子を見て、
トラブルにも対応して、
時間も気にしている。
しかも、こちらが疲れていても、
教室は待ってくれません。
だからこそ、
余裕がなくなると、
頭より先に、身体が反応します。
呼吸は浅くなり、
肩に力が入り、
視野も狭くなる。
すると、
子どものちょっとした態度や言葉にも、
強く反応しやすくなります。
本当はそこまで怒りたいわけじゃない。
でも、止まれない。
気づいたら、
強い言葉が出ている。
そしてあとから、
「また怒ってしまった」
「もっと落ち着いて言えたはずなのに」
そうやって、自分を責める。
でも実は、
この状態のときに
「冷静になろう」「考え方を変えよう」としても、
なかなかうまくいきません。
なぜなら、
「考え方」より先に、
身体そのものが緊張しているからです。
だから必要なのは、
「正しい対応」を増やすことより、
一度、自分の身体に戻ること。
そのために、ぜひ試してほしいことがあります。
とてもシンプルな、3つのステップです。
① 足と背骨を感じる
まず最初にやるのは、「考えること」ではありません。
身体です。
足の裏が床についている感覚。
背骨が立っている感覚。
ほんの一瞬でいいので、そこに意識を向けます。
これだけで、少しだけ「今ここ」に戻ることができます。
戻ると何がいいのか。
冷静に、その場に適した言葉が出やすくなります。
つまり、落ち着いて、通常のあなたで接することができるのです。
そうすると、対応が変わります。
② 呼吸を1回だけする
次に、呼吸を1回。
深く吸って、ゆっくり吐く。
たった1回でいいです。
ポイントは、「ちゃんとやろう」としないこと。
1回だけ、やる。
それだけで、身体の緊張が少しゆるみます。
緩むと、仮に間ができても子供たちが落ち着いて話を聞くようになります。
③ 言葉を選び直す
そして最後に、言葉。
ここで初めて、「どう伝えるか」を考えます。
同じ注意でも、
・感情のまま出た言葉
・一度整えてから出た言葉
これは、相手への届き方が大きく変わります。
例えば、
「いい加減にしなさい!」ではなく、
「今は何をする時間かな?」と伝える。
ほんの少しの違いですが、
関係性には大きな差が出ます。
どうしても、待たせては行けない。
早く次の指示を出さなくては。
と思いがち。
でもほんのわずかな時間を、
自分を整えることに使う。
それだけで、言葉の選択が変わります。
そして、言葉だけでなく、その言葉から発する雰囲気や伝わり方も変わっていくのです。
実際の現場では、
この3ステップを思い出す余裕すらないこともあります。
気づいたら怒っていた、
言い過ぎてしまった、
そんな日も、当然あります。
でも、それでもいいんです。
大切なのは、「できたかどうか」ではなく、
一度でも思い出せたかどうか。
1日の中で、たった1回でも
この流れを挟めたなら、それは確実な変化です。
教師という仕事は、
瞬間の連続です。
その一つひとつの『反応』が、
教室の空気をつくっていきます。
だからこそ、
イラっとした瞬間に、
ほんの少しだけ立ち止まる。
足を感じて、
呼吸をして、
言葉を選び直す。
たったこれだけで、
あなた自身も、
子どもとの関係も、
少しずつ変わっていきます。
「うまくやる」よりも、
「一度戻る」。
その積み重ねが、
教室を、そして自分自身を整えていきます。
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■ 執筆者情報■森田恵
子どもが好きで教員を目指すが、挫折。退職を考えるも奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われるように。そんな教員時代の経験をもとに、悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。結婚を機に、渡米。10年の小学校教師の経験を活かし、渡米後は日本語の家庭教師や、現地校にて日本の文化を伝え、日本語を教えて過ごす。現在3児のママ。2度の流産経験により、食や環境、ママの状態が子どもへ与える影響などに興味を持つ。さらに、意識によってもたらされる変化を日々、体感を通して実践している。