みらい塾8期がいよいよスタート!

学校は現場から変わる|みらい塾 実践レポート【8期オリエンテーション】|全国から13名の学校リーダーが集結。第8期、いよいよ始動

2026年9月、NPO法人共育の杜が運営する学校リーダー育成「みらい塾」の第8期が、いよいよスタートします。

本格的な学びの開始を前に、第8期メンバーを迎えたオリエンテーションがオンラインで開催されました。

今回、第8期から新たに加わったのは13名。

校長、教頭、指導主事、学校事務職員、学年主任など、それぞれ異なる立場で学校教育に関わるメンバーが、愛知、福井、滋賀、熊本、埼玉、岐阜、東京、岡山など全国各地から集まりました。

すでにみらい塾で学び続けている先輩メンバーも参加し、新しい仲間を迎えて始まった今回のオリエンテーション。

自己紹介で語られた参加理由には、これからのみらい塾の学びを象徴するような言葉がいくつもありました。

「管理職の研修は、あるようでなかなかない」

「県外の学校リーダーと学ぶ機会がほとんどない」

「若手の先生たちが力を発揮できる学校をつくりたい」

「学校づくりだけでなく、もう一度自分自身を見つめ直したい」

「チーム担任制を実践してきた。その思いを風化させず、さらに広げていきたい」

立場も、地域も、これまでの経験も違います。

しかし、その根底にあったのは、「自分の学校をもっとよくしたい。そのために、自分自身が学び続けたい」という思いでした。
 

みらい塾には、毎月3つの異なる学びの場があります

みらい塾では、学校改革に必要な力を一つの方法だけで学ぶのではありません。

「探究する力」
「現場を対話から見立てる力」
「リーダー自身を変革する力」

を、それぞれ異なる角度から育てていきます。

探究力養成|探究力養成トレーニング

専門書やテキストを読み、内容を要約し、そこから自ら問題を提起し、現場経験と照らし合わせながら考察し、最後に自分の言葉でまとめていくトレーニングです。

目的:学校リーダー自身の探究力を鍛えること。

期待する効果:問いを立てる力、概念化する力、批判的に考える力、根拠をもって自分の考えを表現する力、他者との対話から考えを深める力を育てます。

これまで「テキスト批評」と呼んでいたこの時間は、第8期から「探究力養成トレーニング」という名称で進めていきます。

ごきげん革命|現場ディスカッション

住田昌治塾長を中心に、参加者が学校で実際に直面している課題を持ち寄り、本音で語り合う場です。

目的:目の前で起きている問題を、個人の能力や性格だけの問題として見るのではなく、リーダーシップ、マネジメント、関係性、職員室文化、学校組織という視点から捉え直すこと。

期待する効果:全国の学校リーダーの実践や視点に触れながら、自校の現在地を捉え直し、次に何を実践するのかを考える力を養います。

オリエンテーションでも、「この場だからこそ話せることを思い切りぶっちゃけてほしい」と伝えられました。

誰かの本音が、別の誰かの学びになる。

立場を越えて互いの経験から学べることが、この場の大きな特徴です。

RCFリーダーシップ|RCFリーダーシップアカデミー

佐々木浩一がRCFメソッド®︎を学校教育の現場へ翻訳し、学校リーダー自身と学校組織の変革について学ぶ場です。

目的:人を動かす方法を学ぶ前に、まずリーダー自身の自己理解、自己内対話、信頼、関係性、場の構造を見つめること。

期待する効果:自分起点で行動する力、人をより深く理解する力、人の力が発揮される関係性をつくる力、学校に変化が生まれる場を育てるリーダーシップを磨きます。

第8期の最初の半年では、第7期のメンバーとも一緒に学びながら、RCFの人間理解や「習慣の法則」などを通じて、自分自身と人間を深く見つめるところからスタートします。
 

「管理職になった後、どこで学び続けるのか」

今回の自己紹介を聞いていて、改めて浮かび上がってきた問いがあります。

学校リーダーは、管理職になった後、どこでリーダーシップやマネジメントを学び続けるのでしょうか。

教員としての研修機会は数多くあります。

しかし、学校全体を見る立場になったときに必要となる、

人とどう関わるのか。
組織をどう見るのか。
誰に何を任せるのか。
若手をどう育てるのか。
対話の場をどうつくるのか。
意見の違う人たちの間をどうファシリテーションするのか。
そして、自分はどんな学校をつくりたいのか。

こうしたテーマについて、立場を越えて継続的に学べる場所は決して多くありません。

今回参加した教頭からも、年に数回の研修はあっても、これから管理職として何を学んでいけばよいのかを継続的に考える機会は少ない、という声がありました。

また、ある校長からは、県内の校長同士で学ぶ機会はあっても、県外の学校リーダーと学ぶ機会は少ないため、全国の実践や意見に触れながら学校づくりを考えたい、という思いが語られました。

学校は、地域によっても、規模によっても、子どもたちによっても、教職員構成によっても違います。

だからこそ、一つの正解を覚えるのではなく、異なる学校の実践や考え方に触れながら、自分の学校ではどうするのかを考える力が必要になります。
 

チーム担任制の実践者も、第8期へ

第8期には、すでに学校現場でチーム担任制を実践してきた参加者も加わりました。

ある参加者は、これまで3年間、主任としてチーム担任制を運営してきた経験を持ちます。

現在は固定担任制の学校に異動し、あらためて従来の仕組みに限界を感じる場面があること、そしてチーム担任制への思いを風化させたくないという理由から、みらい塾への参加を決めました。

また別の校長は、チーム担任制を始めて3年。

学校が落ち着いてきたからこそ、次は「子どもたちをどう伸ばしていくのか」という新たな課題が見えてきたと語りました。

仕組みを導入することが改革のゴールではありません。

チーム担任制も、導入した瞬間に学校がチームになるわけではありません。

リーダーシップ、マネジメント、ファシリテーション、教職員同士の信頼、子ども観、学校文化。

制度を動かす「人」と「関係性」があって、初めて仕組みは機能します。

みらい塾とチーム担任制全国ネットワークがつながっている理由も、ここにあります。

チーム担任制全国ネットワークはこちら
 

探究を子どもに求めるなら、大人自身も探究する

今回のオリエンテーションでは、第8期から「探究力養成トレーニング」という名称で進める新しい学びについても説明されました。

単に本を読んで感想を述べるのではありません。

まず内容を正確に理解し、要約する。

そこから自分なりに問題を見つける。

その問題を、自分の学校現場で経験してきたことと照らし合わせて考える。

さらに仲間との対話を通して考えを深め、自分なりの結論をつくる。

このプロセスを何度も繰り返します。

学校では今、子どもたちに「探究する力」が求められています。

では、子どもの探究を支える学校リーダー自身は、どれだけ問いを立て、考え、対話し、自分の考えを更新しているでしょうか。

探究は、方法論を知っただけでは身につきません。

自ら探究する経験を積み重ねることで、初めて「探究する人」が育っていきます。

みらい塾では、リーダーシップやマネジメントの理論を「知識」で終わらせず、自分の学校へ落とし込み、再び問い直すところまでを学びとして扱います。
 

人を変える前に、「自分」を知る

RCFリーダーシップの時間では、これから数年間をかけて、人間そのものを学んでいきます。

オリエンテーションで佐々木浩一が伝えたのは、組織開発やリーダーシップ、マネジメントの基礎には、まず自己理解・自己認識があるということでした。

自分は何を大切にしているのか。

どのような経験を通して今の自分がつくられてきたのか。

自分が「得意」「不得意」と思っていることは、本当に現在の自分を正確に表しているのか。

どんな時に反応し、どんな時に人の話を聞けなくなるのか。

自分のことを理解しないまま、他者だけを理解しようとしても限界があります。

逆に、自分自身を深く理解するほど、人を見る解像度も上がっていきます。

学校には、子どもがいます。

若手の先生がいます。

ベテランの先生がいます。

保護者がいて、地域があり、教育委員会があります。

立場も考え方も違う人たちと一緒に学校をつくっていくリーダーにとって、「人間をどう見るのか」は最も基本的な力の一つです。
 

全国に、志を共有する学校リーダーが100人いたら

オリエンテーションの中で、佐々木浩一から一つの未来像が語られました。

「みらい塾で学ぶ学校リーダーが、全国に100人以上いる状態をつくりたい」

一つの学校を一人のカリスマ校長が変える。

それだけでは、教育界全体は変わりません。

全国各地に、自分たちの学校を自分たちでよりよくしていこうとするリーダーがいる。

その人たちが学校の枠を越えてつながり、お互いの実践を持ち寄り、失敗も成功も共有する。

そして、それぞれの学校へ戻って、また一歩を踏み出す。

そんな学校リーダーのネットワークが全国に広がれば、学校現場から教育を変えていく大きな力になるはずです。

みらい塾は、半年で完結する研修ではありません。

半年を一つのクールとして、新しい仲間を迎えながら、段階的に学び続けていきます。

第8期のメンバーにとっては、これからがスタートです。

探究力養成トレーニングで、頭に汗をかく。

ごきげん革命で、学校現場のリアルをぶっちゃける。

RCFリーダーシップで、自分自身と人間を深く見つめる。

そして、それぞれの学校へ戻り、実践する。

そこから何が起きたのかを、また仲間のもとへ持ち帰る。

学校は現場から変わる。

第8期の13名と、すでに学び続けている仲間たちの新しい半年が、いよいよ始まります。

この「みらい塾 実践レポート」では、これから毎月行われる3つの学びの場から、学校改革につながる問いや実践をお届けしていきます。
 

次回募集開始は2027年2月

みらい塾では、全国の学校リーダーと共に、探究し、対話し、自分自身を見つめ、学校現場で実践し、また振り返る学びを続けています。

次期みらい塾への参加を検討されている方は、先行予約にご登録ください。

みらい塾 次期募集の先行予約はこちら


 

住田昌治塾長 プロフィール

住田昌治

学校法人湘南学園 学園長

横浜市の小学校校長を歴任し、ユネスコスクール、ESD、学校組織マネジメント、サーバントリーダーシップ、働き方改革などの分野で実践を重ねてきた学校リーダーです。

管理ではなく、任せるマネジメント。
対話的で能動的な学び。
子どもも教職員も元気になる学校づくり。

みらい塾では、校長自身の状態が学校全体に与える影響、子ども・教職員・保護者・地域が幸せになる学校文化づくりを伝えます。
 

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著者プロフィール


佐々木浩一(ささき こういち)


AI時代の人間教育家
RCFメソッド®️創始者
NPO法人共育の杜 発起人・理事
学校リーダー育成「みらい塾」講師

順天堂大学大学院修士課程修了。競泳・ボクシング選手として競技に打ち込み、順天堂大学大学院時代には、スポーツチームにおける信頼やチーム力発揮のメカニズムを研究。

人が本来持っている創造性を発揮できる状態に導くRCFを通じて、学校リーダー自身の自己革新、信頼関係の構築、組織全体へのリーダーシップの波及を支援しています。

NPO法人共育の杜では、発起人・理事として、教育現場における人づくり、関係性づくり、リーダー育成に取り組んでいます。みらい塾では、学校改革を制度やスローガンで終わらせず、リーダー自身の自己内対話、関係性、行動、信頼の構造から変化を起こす学びを担当しています。



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佐々木浩一 公式サイト