第1部 教職員が元気な学校であるためのリーダーシップ
竹村氏は大学で「リーダーシップ研修」を、間宮氏は小中学校で、「7つの習慣」の子ども向けコンテンツ「リーダー・イン・ミー」を提供されています。
そんな中、気づくことがあるといいます。それは教職員の変化です。
例えば、最初に会った時はとても疲れていた教職員の雰囲気がどんよりしていたのに、「リーダー・イン・ミー」を導入して、実践を進めていくうちに変わっていくというのです。
さらに定期的にコーチングを続けることで、明らかに表情が明るくなるといいます。
始めは迷われている校長先生も、何を最重要として取り組めばいいのか等を対話を通じて、サポートするころで、何にフォーカスすればいいのか分かり、「楽(ラク)」になるようです。
一般的には「楽」をしてはいけないと思い込みがちですが、「楽=さぼる」ではないのです。
「楽」になると「楽しい」感じになります。最重要に取り組むことを決め、無駄なことを省くと「楽」になります。
そういったことを、感覚的に感じてもらうと楽しくなってくるといいます。
第2部はこちらから→企業が危機に立った時、経営者は何を考えるのか
第3部はこちらから→本物のリーダーシップとは何か
第4部はこちらから→リーダー・イン・ミーの研修は、自分自身のものの見方から変えていく
第5部はこちらから→緊急ではないが重要なことに時間を意図的に使う
<Profile>
フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社
取締役副社長/筑波大学客員教授
竹村 富士徳 氏
法人企業の戦略実行、組織開発、人材育成をメインに行う中、教育機関(小学校〜大学)でも講義、講演、研修、保護者講演等を実施。
2012年、筑波大学客員教授に就任。「7つの習慣」「リーダーシップ学」を大学で指導。
生徒、教職員、保護者から高い評価を得る。授業実績:筑波大学、産業能率大学、青山高等学校、東京都大田区立松仙小学校など他多数。
<Profile>
人を育てる研修講師・コンサルタント
間宮 歌子 氏
特定非営利活動法人 日本スクールコーチ協会 理事。
特定非営利活動法人 東京コミュニティカレッジ 理事。
株式会社ファイヴエーカンパニー取締役。
人財育成・組織変革コンサルタントとして、企業や行政主催の研修、グループコーチング、パーソナルセッションを実施。
「7つの習慣®️」とユング心理学を自身の基盤に据え、コーチング、NLP、EQ、カウンセリングの要素を活用した内容をそれぞれの組織の目的に合わせて開発・提供している。
また、青少年育成は社会の基盤作りであり、自分自身の人生のミッションと考えていることから、社会貢献活動の一貫として、教員・保護者・生徒対象のワークショップや講演を全国で実施してきた。娘二人の子育てや、小・中・高校生に学習指導(15年間)を行なってきた際に「7つの習慣®️」やコーチングで成果を出してきた体験を基に教育現場からの依頼に応えている。