教育現場では、教員たちが使命感と責任感をもって、日々教育活動に当たっています。子どもたちも、様々な家庭的な背景の中、複雑な想いを抱えながら登校している子もいます。
近年、教員のメンタル疾患による病休者数は1年間で5000人を越え、現場では教員不足が大きな問題になっています。また、令和2年度の文科省の調査では、小中学生の不登校者数は約20万人、小中高校生の自殺者は400人を越える、現状にあります。
これらの現状の背景には、教職員、子どもたちとも自分のストレスとうまく尽き合う方法を学ぶ機会が十分ないことが挙げられます。そこで、「共育の杜」では、メンタルヘルス対策の一つである、教職員のセルフケアの取り組みとして、現役の臨床心理士の方と連携し、ストレスとうまく尽き合う力をアップするためのセミナーを開催します。“治療ではなく予防”のための場です。
メンタルの症状を抱えた際、心を何とかしようと思うので、一層、本人は苦しくなります。それを、身体の状態を丁寧に観察し、整えながら生活することで、徐々に症状は改善していきます。自分の身体をどのように観察して、どのように向き合えばよいのか、専門家と共に知識と実践をつないで、実感のともなったセルフケアの在り方を学びます。
教育関係者の間では、病院でカウンセリングを受けるのは、少しハードルが高いと言う声をよく耳にします。そこで、できれば、何かがあってから、治療のために病院を訪れるのではなく、何かが起こる前に、予防として直接臨床心理士から学べたら、こんなに有効なことはないのではないかと考えたのです。
ご協力いただけるのは、心療内科に約20年勤務されている、臨床心理士の吉里さんです。これまでにも病休の教員の復職に携わる経験もあり、延べ8万回の患者(うつ病、パニック症、摂食障害、依存症、PTSDなど)のカウンセリングにあたってきました。
↑ ↑ ↑ポリヴェーガル理論を象徴的な3色で表現
【吉里心理士より】
メンタル疾患は「心の問題」と捉えられることが多いですが、心療内科の現場からみると「自律神経との付き合い方」という視点があるほうが、回復しやすいと経験上感じています。その視点を得ることに役立つのが新しい自律神経理論(ポリヴェーガル理論)です。
メンタルの症状の苦しい点のひとつに「自分の症状の原因が理解できない」が挙げられます。理解できないので、自分の体がさらに嫌いになり対立してしまい、悪循環になるのです。
しかし、ポリヴェーガル理論を知っていると「体との付き合い方の地図が手に入った」ように感じ、わからない不安というストレスが軽減され、シンプルに過ごすことができます。
児童生徒の言動に対して、理解できると対応がしやすくなるでしょう。それと同じように、心と体の理解ができたら対応しやすくなるのです。
一緒に「最新メンタルヘルス」を学びませんか?
「最新メンタルヘルス」の「ポリヴェーガル(自律神経)理論」で自分自身はもちろんのこと、気になるあの子の「心と身体」も理解してよりよいかかわり方を学ぶ。
※講座の紹介動画はこちらです
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※ポリヴェーガルの概要を知りたい方はこちらから
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https://note.com/dismedical/n/n83935b50e519
※この言葉だけを見ると一見難しそうに感じるかもしれませんが、実際に書籍を読まれた方や講座を受けられた方からは、吉里心理士のもとに、次のような感想が多く寄せられています。
・メンタルの問題が理解できたので、自分の状態や病気が怖くなくなった
・自分の状態を客観的にみられるようになった
・性格や能力とは全く関係がないことが分かり、不必要に自分を責めなくなった
・誰も悪くなくて、自分にも相手にもみんなに優しい理論だと思う など
【教師のメンタルサポート支援対談ライブ動画】
↓ ↓ ↓
https://bit.ly/3l0OfJA
・基本第2土曜日の90分で5ヵ月継続で実施します。
Session① 30分(最新のポリヴェーガル理論についてインプット)
Session② 30分(質疑応答)
Session③ 30分(具体的な事例をもとに活かし方を考える)
第1回目 10月 8日(土)21時~22時30分
第2回目 11月12日(土)21時~22時30分
第3回目 12月10日(土)21時~22時30分
第4回目 1月14日(土)21時~22時30分
第5回目 2月11日(土)21時~22時30分
自分自身のメンタルを整え、グッドコンディションで働きたい教職員、保護者
➔自他の心と身体の状態が分かり、メンタルが整うことで・・・
〇気になるあの子の“心と身体”が理解でき、その子に合わせた関わりができるようになります。
〇保護者との関係が良好になっていきます。
〇職場での管理職(上司)や同僚との関係が改善されます。
エンパワメント会員は無料です。
※会員でない方は、第1回目の10月8日は無料体験でご参加できます。
さらに継続して学ばれたい方は、2回目11月12日以降はエンパワメント会員に登録した方のみ、参加することができます。
「エンパワメント」の詳細と会員登録はこちらです。
↓ ↓ ↓
https://onl.sc/5J6RuF6
講座参加を希望される方は、下記の申込みフォームよりご登録ください。
40名
吉里恒昭心理士(つーねー)
現役の心療内科で勤務する臨床心理士。
臨床歴20年のキャリを持ち、メンタル疾患で休職した教員を復帰させる「リワークプログラム」も実施経験あり。
それらの経験をもとに「わかりやすいメンタルヘルス」を全国にFacebookライブ配信なども活用しながら発信中。
集客や臨床で悩むカウンセラーを養成するためのオンラインスクールも主宰。
中楯浩太(共育の杜 理事)
都内の小学校で19年間の教員として学校教育に従事。
長野への移住をきっかけに教員を辞め「自分軸メンタルコーチ」として活動を展開。
“自分を大切にする教育から他人を大切にする社会を創る”をミッションに掲げて活動し、現場で切実な思いを抱える先生方が“自分らしく幸せに生きられる“ように、コーチングや〔自分軸づくり〕プログラムでサポート。