私たちは、知識や技術などを自分の中に蓄えていきます。
それを習得し、成長していきます。
でも…逆に「やめる」という選択をしてみてはどうでしょうか?
情報が溢れかえっている私たちにとって、すでにもう容量はパンパン。
もっと成長したい、もっと良くしていきたいならば、今持っているものを少しでも手放して、やめていかないと潰れてしまいかねません。
やめる、といっても大きなことではなく、出来ることから「やめる」選択をしていってはどうでしょうか。
例えば、自分で抱え込んでいた仕事を、若手に振って、頼んでみる。
クラスの中で、教員の仕事だと思っていたものを、子どもに任せてみる。
見直すと、驚くほど色々なものが出てきます。
人は、やめたり手放したりするのが怖ければ怖いほど、自分で抱え込み、次第に潰れてしまいます。
なぜ怖いのか?
それを手放したらどうなると思っているのか?
それをみた上で、勇気を持ってやめてみる。
すると、自分がやるよりも、若手がやったらものすごく育ってくるかもしれない。
子供達に任せたら、成長速度が上がって、クラスの雰囲気がとても良くなるかもしれない。
他にもいくらでもあると思います。
やめたいことを、まずはリストアップして視覚化していくと面白いです。
ついコンビニに寄ってしまうのをやめてみる。
職員室でのおしゃべりをやめてみる。
残業をやめてみる。
携帯電話をダラダラみるのをやめてみる。
教室の掲示に凝るのをやめてみる。
いきたくない飲み会に行くのをやめてみる。
作り笑顔をしてしまう自分をやめてみる。
腰が痛いのに、ずっと無理して立って教えることをやめてみる。
などなど。
ここで注意したいのが、自分にとって大切なもの、夢中になれるもの、好きなもの、ストレス解消となってるもの等、人からしたらやめた方が良くても、自分にとってはやめたくないものをやめる必要はないということです。
あくまでも、基準は自分の感覚。
そして、リストアップしたものをみて、何が怖いのかをみて、そのスモールステップとして、まず何が出来るかを考えてみればいいんです。
いきなりそれがやめるのなら、苦労しないですよね。
今日、やめるために何が出来るのかを、自分の中で決めて、それを行動に移していってみてください。
子どもに仕事を振るために、お願いするものを決める、というのでもいい。
立ちっぱなしで腰が辛いから、子供達にまずは話をして、座る時間を確保する、というのでもいい。
少しずつ、少しずつ、頑張りすぎている自分のために、背負いすぎてる自分のために、溜め込んでいる自分のために、
やめる選択をしてみてください。
そして、それが出来てくると、その分余裕が生まれます。
それは時間的な余裕だったり、お金の余裕だったり、心の余裕だったり。
やめることで、手放すことで余白が生まれます。
するとそこから、また新たに出来ることが増えたり、元気が出て来たり、新たなアイデアが生まれたりするのです。
ガチガチに固められたところから、隙間を与えてあげる感じです。
もうじき2月。
この時期に、やめる選択をして自分の中の余裕を見つけていけると、その分それが子ども達や同僚や家族など、自分の大切な人たちにとっても風通しがよくなり、滞っていたこともうまくいきだすかもしれません。
実際に私は「やめる」選択をしたことで、自分が手放すのが怖くてギュッと抱え込んでいたことが分かり、それを任せたことで、子ども達とも、同僚とも信頼が生まれたという経験がありました。
だからこそ、おすすめします。
ぜひあなたの「やめる」ものがないか、この機会に見直してみてください。
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