自分のことを信頼していますか?
クリスマスとお正月が終わり、そろそろ学校が始まりますね。
子ども達と会うことを楽しみにしている教員の方もいれば、
もしかしたら不安で心配で少し憂鬱…なんて方もいるかもしれません。
私は一時期、そんな風に不安で心配で少し憂鬱…
という休み明けを送っていました。
楽しみなはずなのに、
学校へ行くのがきついな…。
気が重いな…。
そんな時期もありました。
でもその時の私は、自分に対して
「そんなことを思ってはいけない。」
「教員である自分がそんなことを思ったら、子ども達がかわいそうだ。」
「なんでそんな風に思ってしまうんだろう。楽しみだって言いたいのに。」
「行きたくない…で出勤しなくて済めばいいのに。」
なんて今だから書けますが、
誰にも言えないで、そんなことを思った自分を否定することもよくありました。
でも教員であっても一人の人間。
嫌だという気持ち、つらいという感情を持つこと自体は何も悪い事ではありません。
むしろ、その感情をきちんと自分で受け止めてあげさえすれば
何も問題はなかったのです。
素直な気持ちを、ただ自分で
「そうだよね。分かるよ。」と受け止めればいいんです。
日本人は特に、自分に対して厳しすぎるのです。
さらに教員は自分への責める声が内側で鳴り響いている人が多くいるように感じます。
「学校に行きたくないな。」→「そうだよね。分かるよ。よく頑張ってるね。」
→「うんうん。そしたら一回何か好きなことしてみたら?楽になるかも。」
と自分が自分で受け止めてあげるだけで、
感覚が全く変わるのです。
感覚が変わると、どうなると思いますか?
それだけなのに、気持ちがすごく楽になるんです。
はじめは、そんな子供だましみたいなことしたって…と半信半疑でしたが、
やっているうちに、心がほっとしていく感じがして軽くなっていきました。
ツライ、嫌だ、気が重い…
その状態で身体にムチ打って無理やり動こうとするより、
ほんの少しの時間、自分に対して受け入れてあげる時間を持つんです。
そうすると不思議とやる気が起きてきたり、
なんか頑張れるかもと思えたり、
ふとアイデアが出てきて、子どもたちとの時間が想像以上に楽しくなったり。
そんな風にして、
自分に対して「どうしたら気持ちがラクになるか」を考えてそれを自分にしてあげてください。
そしてそれを継続していくと、
動く前に思考が落ち着くので、
結果的に物事がいい方向へ進んでいきます。
さらに、自分が自分の本音を否定せずにちゃんと聞いてくれるんだと分かってくると、
自分に対しての信頼が増していきます。
自己信頼というのは、こういうことなんだと思います。
自分の些細な声を丁寧に受け入れてあげることができたら、
誰だって嬉しいのは当たり前です。
そして、自分が自分の声を丁寧に受け入れてあげることができるようになったら、
あなたは他人、子どもの声も、同僚の声も、上司の声も、丁寧に受け入れていくことができるようになります。
そうしたら喜んでくれるし、そこに信頼が生まれることも容易に想像できます。
まずは自分に信頼される自分になるために、自分の声を否定せず、ただ受け入れてあげてください。
そして信頼されるあなたになっていくことを楽しみにしています。
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■ 執筆者情報■森田恵
子どもが好きで教員を目指すが、挫折。退職を考えるも奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われるように。そんな教員時代の経験をもとに、悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。結婚を機に、渡米。10年の小学校教師の経験を活かし、渡米後は日本語の家庭教師や、現地校にて日本の文化を伝え、日本語を教えて過ごす。現在3児のママ。2度の流産経験により、食や環境、ママの状態が子どもへ与える影響などに興味を持つ。さらに、意識によってもたらされる変化を日々、体感を通して実践している。