「あなた」という存在が透けて見える時代 〜信頼の土台は、技術ではなく“あなた”〜
教員である「あなた」へ。
日々、目の前の子どもたちに向き合い、
教材研究に時間をかけ、
会議や保護者対応に追われ…
そんな毎日を過ごしているあなたは、
間違いなく
その学校に必要な唯一無二の存在です。
そして、子どもたち一人ひとりも、
もちろん唯一無二。
「学校は社会の縮図」とよく言われます。
その中でも教室は、家庭に次ぐ「小さな社会」。
そんな場所で、日々子どもたちと向き合っている“教員という存在”は、
思っている以上に大きな影響を与えています。
技術よりも、「在り方」が問われる時代
「授業力が大切」「指導技術がすべて」
そう思って頑張ってきた人も多いでしょう。
もちろん、教える力や支援のスキルは大切です。
でも、子どもたちや保護者、同僚との関係がうまくいかない時。
教室の雰囲気がギクシャクしている時。
なぜか疲れが抜けない時。
そんな時に必要なのは、
「自分が今、どういう存在でいようとしているか」に目を向けることかもしれません。
子どもたちは、「あなた」を見ている
子どもたちは、あなたの言葉だけでなく、
姿勢や態度、目の動き、ちょっとした表情まで、
驚くほど敏感に感じ取っています。
「先生が変わったら、子どもが変わった」
そんな経験はありませんか?
それは、「在り方」がにじみ出ていたから。
信頼の土台になるのは、スキルや知識だけでなく、
「この先生は信じられる」「この先生は誠実だ」
という感覚。
それは教員である“あなた自身の存在”からしか、伝わりません。
では、「存在」ってどう整えるの?
「存在」と言われても、なんだか抽象的でよく分からない。
そう感じる人もいるかもしれません。
でも、簡単にできることがあります。
たとえば、こんな問いを日々、自分に向けてみるだけでも変わります。
「今の私は、子どもたちの前でどんな存在になっているだろう?」
「今日一日、どんな気持ちで教室に立ちたい?」「疲れているときこそ、大切にしたい自分の“軸”ってなんだろう?」
こうした問いを持つだけで、
「教える自分」から「共に在る自分」へと、
少しずつ変化していけます。
最後に:今日、できる小さな一歩
難しいことはしなくて大丈夫です。
まずは1日のはじまりに、自分に問いかけてみてください。
「今日は、どんな自分で子どもたちと向き合いたい?」
それだけで、教室でのあなたの「存在」は少しずつ整っていきます。
そしてそれが、子どもたちや周りの人たちとの関係を、
もっとしなやかで、あたたかいものに変えていくはずです。
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🔸おすすめアクション🔸
今日から1週間、「1日1つ、自分に問いかける習慣」を始めてみてはどうでしょうか。
問いをノートやスマホに書き留めてみると、気づきが積み重なっていきます。
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■ 執筆者情報■森田恵
子どもが好きで教員を目指すが、挫折。退職を考えるも奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われるように。そんな教員時代の経験をもとに、悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。結婚を機に、渡米。10年の小学校教師の経験を活かし、渡米後は日本語の家庭教師や、現地校にて日本の文化を伝え、日本語を教えて過ごす。現在3児のママ。2度の流産経験により、食や環境、ママの状態が子どもへ与える影響などに興味を持つ。さらに、意識によってもたらされる変化を日々、体感を通して実践している。