教師の「状態」は、教室に伝染している
うまくいかない日の原因は、指導力だけではない
最近、強く感じることがあります。
教室は、
「言葉」より先に、
先生の状態を受け取っている。
もちろん、授業力は大切です。
教材研究。
発問。
構成。
声かけ。
どれも必要。
でも、それだけでは説明できない日があります。
同じ授業をしているのに、
なぜか今日は落ち着かない。
子どもがそわそわしている。
声が通らない。
注意が増える。
そんな日。
以前の私は、
「もっと工夫しなければ」
と思っていました。
でも最近、少し見方が変わってきました。
もしかすると子どもたちは、
授業内容より先に、
『教師の「状態」』を感じ取っているのかもしれない。
身体は、思っている以上に正直
焦っているとき。
呼吸は浅くなります。
視線が忙しくなる。
声が少し速くなる。
動きが細かくなる。
自分では普通にしているつもりでも、
身体は緊張しています。
そして子どもは、
それを驚くほど敏感に感じ取ります。
特に最近、背骨を意識するようになってから、
それを強く感じます。
背骨が前に倒れている日は、
気持ちも前に急いでいる。
逆に、
身体が少し落ち着いている日は、
子どもの反応も柔らかい。
不思議ですが、
確かにそういう感覚があります。
「整った先生」を目指さなくていい
ここで大事なのは、
「いつも落ち着いた教師になりましょう」
という話ではないことです。
そんな日ばかりではありません。
疲れる日もある。
焦る日もある。
余裕がなくなる日もある。
でも、そこで
「今、自分は急いでいるな」
「身体が固まっているな」
と気づけるだけで、
空気は少し変わります。
最近、自分自身でも感じます。
以前は、
頭の中が次のことでいっぱいでした。
でも今は、
目の前のことに戻れる瞬間が増えた。
すると、
子どもの表情や空気が、
前より入ってくる。
教室は「状態」でできている
教室は、
指示だけで動いているわけではありません。
空気。
間。
視線。
呼吸。
そういう言葉にならないものが、
場を作っています。
だからこそ、
教師自身の状態は、
想像以上に教室に影響している。
今日できる小さな実践
授業中、うまくいかないと感じたら。
まず、
子どもを変えようとする前に、
自分の身体を少しだけ感じてみる。
・肩に力が入っていないか
・息が止まっていないか
・足の裏が浮いていないか
整えようとしなくていい。
ただ、気づくだけ。
教師の状態は、
隠そうとしても、
案外そのまま伝わっています。
だからこそ、
「戻る場所」を持っていることが、
教室の安心につながっていくのだと思います。
-----------
共育の杜のセミナー情報はこちらから
↓
セミナー情報
_________
この度、電子書籍を出版することになりました。
良かったら読んでみてください。
↓

―――――――――
定期的に共育の杜からメルマガを配信しています。
↓
メルマガ登録はこちら
―――――――――
ブログに関しての質問や感想、聞きたいこと、トピックとして挙げてほしいことなどありましたら、下記までメッセージをください。
↓
こちらから
■ 執筆者情報■森田恵
子どもが好きで教員を目指すが、挫折。退職を考えるも奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われるように。そんな教員時代の経験をもとに、悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。結婚を機に、渡米。10年の小学校教師の経験を活かし、渡米後は日本語の家庭教師や、現地校にて日本の文化を伝え、日本語を教えて過ごす。現在3児のママ。2度の流産経験により、食や環境、ママの状態が子どもへ与える影響などに興味を持つ。さらに、意識によってもたらされる変化を日々、体感を通して実践している。