信頼は、「技術」ではなく状態から生まれる
信頼は、「技術」ではなく状態から生まれる
子どもを信じたいのに、不安が消えないとき
「子どもを信じましょう」
教育の世界では、
よく聞く言葉です。
でも実際には、
それが一番難しい。
信じたい。
でも、
このままで大丈夫だろうか。
ちゃんと育つだろうか。
今、声をかけなくていいのだろうか。
そう思って、
つい先回りしてしまう。
私自身にも、心当たりがあります。
不安なとき、人は「管理」で安心しようとする
不安が強いとき、
人はコントロールしたくなります。
細かく確認する。
先に注意する。
失敗を防ごうとする。
それは、悪意ではありません。
むしろ、
責任感がある人ほど起こりやすい。
教師は特にそうです。
子どもを守りたい。
失敗させたくない。
その思いがあるから、
つい管理が増えていくのです。
でも、信頼は「空気」として伝わる
最近、強く感じることがあります。
信頼は、
言葉より先に伝わる。
先生が落ち着いているとき、
子どもは安心して動きます。
逆に、
「ちゃんとしてほしい」
「失敗しないでほしい」
という緊張が強いと、
教室全体も固くなる。
つまり、
信頼は技術というより、
状態に近いのです。
自分を信頼できないと、子どもも信頼しにくい
ここは、最近の自分自身の大きな気づきでもあります。
以前は、
「ちゃんとしなければ」
が強かった気がします。
先を考え続け、
常に次のことを気にしていたからです。
でも、それは結局
自分を信頼していなかったのだと思います。
「今の自分では足りない」
という前提があると、
身体はずっと緊張します。
そしてその緊張は、
子どもにも伝わってしまいます。
信頼とは、「今ここ」に戻れること
信頼とは、
何が起きても大丈夫と思い込むことではありません。
失敗しないと信じることでもありません。
今の自分に戻れること。
その感覚があるとき、
必要以上に先回りしなくなります。
子どもを見る目も、
少し変わります。
今日できる小さな実践
子どもを信じられないと感じたとき。
無理に「信じよう」としなくていい。
まずは、
・息を吐く
・足の裏を感じる
・背中の力を少し抜く
そして、
「今、自分は不安なんだな」
と気づいてみる。
それはとても居心地が悪くて
不安を感じているその感覚は嫌なものだと認識しやすい。
だけどあえて、その不安を捉えてみる。
直視してみるんです。
それだけで十分です。
信頼は、
頑張って作るものではなく、
身体が少し安心したときに、
自然と滲み出るものなのかもしれません。
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■ 執筆者情報■森田恵
子どもが好きで教員を目指すが、挫折。退職を考えるも奮闘し、次第に毎日が楽しく、子ども達からも「先生大好き!」と言われるように。そんな教員時代の経験をもとに、悩みを持つ人に役立つことを伝える活動を行っている。結婚を機に、渡米。10年の小学校教師の経験を活かし、渡米後は日本語の家庭教師や、現地校にて日本の文化を伝え、日本語を教えて過ごす。現在3児のママ。2度の流産経験により、食や環境、ママの状態が子どもへ与える影響などに興味を持つ。さらに、意識によってもたらされる変化を日々、体感を通して実践している。