テクニックよりも、心に寄り添うことが大切。子ども、保護者に寄り添う今、子ども達にとっても、保護者にとっても初めてのことばかりの時期。この時期、どのような相談があるのかというと、ゲーム、スマホ、テレビばかり…という依存の相談であったり、お子さんの攻撃的になったり、無気力になったりといったことだったり、太ってしまった、といった身体の問題だったり…。その解決法として ...続きを見る
優先順位を考えよう。教職員には心の余裕をもってほしいこの休校の時期、先生方が、生徒の子どもに寄り添うように定期連絡をしてくれていたと思うんです。でも単純に計算しても、連絡だけで2時間半。これは大変だっただろう…と市川氏はいいます。追加業務もコロナ後に増えて、学校再開に無理があったんじゃないか、と思ったのだそうです。「優先順位って何だろう?」ということを考えて ...続きを見る
オンラインでも、100人いれば100通りの対応をする。子どもとの信頼関係を築く大人のゆとりがないと、子ども達の話を聞くことができなくなります。そんな時はどうやって子どもとのコミュニケーションをとればいいのでしょうか?コミュニケーションのとり方は、話をきくというだけではありません。電話をする、または交換日記をするのもオススメだそうです。やろうと思えば、コミュニケーシ ...続きを見る
今の学校の状態は、危機感しか感じない。日に日に子どもたちからの相談が増えている現場では、すでに不登校が増えているということ。また、学校へ行っていても「学校に行きたくない。」という子がいるということ。一体、子ども達には何が起こっているのでしょうか?それは家庭でのストレスがたまって、その傷ついた状態で学校に行っているという現状があるのだといいます。その状況を、学 ...続きを見る
どこにも余裕がないからこそ、教職員が声をあげていこう。子どもたちを伴走してほしい教職員として、どんな対応をしていけばいいのでしょうか?また、何を大切にしていけばいいのでしょうか?それは「伴走すること」だといいます。しかし、それはとても大変なことです。矛盾はしていると思いますが、教職員には、心の余裕を持ってほしいといいます。日本国中、どこにも余裕がないというそ ...続きを見る
未来への展望をひらくために子どもたちの姿から学ぶ、教職員同士がつながる教職員の仕事は、まっとうにやれば、鬱になるような仕事なのだといいます。自分の無力感と向き合わざらないといけないからです。世界の教育学者は、皆、同じことを言うのだそうです。では、その中でどうやって続けていけるのでしょうか…?それは子ども達から学ぶということ。子ども達は希望も未来も捨てていませ ...続きを見る
自分の足元から社会、職場をつくっていく生きていくために必要な大人の学びコロナ後は社会を大きく分断されていくといいます。それは経済、国家に重きを置く社会を求めるのか、それとも、人のつながりなどに重きを置くのか…。お互いが学び合うべきなのです。考え合って、作っていくのです。学校でも、「なぜ?」を考えていくべきだといいます。文部科学省等を待っていられません。自分達 ...続きを見る
子ども、教職員を支援することが重要9月入学制の是非を考える9月入学について、過去にその議論がされてきたようですが、その案は、4月入学の子たちをより早く入学させるということ。つまり、前倒しするということだったそうです。しかし、今はこの状況で、4月入学の子たちの後倒しをするという意見がでているというのです。それは社会全体が、国家中心・政府中心という状態だからなので ...続きを見る
安全と学ぶ権利の保障、格差拡大を防ぐコロナウィルスは教育に何をもたらしたのかコロナウイルスの問題点は、遠隔操作などの問題ではない、ということです。根本は、「子ども達の学ぶ権利をどう保障するのか」なのだそうです。今の教育のポイントは下記の3つだそうです。1つ目は、子ども達を安全に、そしてどうやって学校生活を動かしていくのかということ。2つ目は、子ども達の学ぶ権利 ...続きを見る
書籍「気になるあの子 気になるあのこと」への想い <Profile>ほけんしつの先生澤 栄美 氏昭和33年生まれ。国立熊本病院附属看護学校卒業・熊本大学養護教諭特別別科修了。昭和56年4月より38年間、熊本県及び熊本市の養護教諭として小中学校に勤務。熊本市養護教諭会会長等の役職を歴任し、平成31年3月定年退職。現在、熊本市市立学校養護教諭初任者研修指導講師。平成25年文部科学 ...続きを見る